職人ライダーヒロの 楽しいツーリング日記!

高野山奥之院で毎朝行われる 生身供 を見に行こう! 夏の朝駆けツーリングおすすめスポット

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01.生身供
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きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
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どうも!職人ライダーのヒロです。

 

今日は高野山奥之院で毎朝行われている、

生身供(しょうじんく)” という儀式をご紹介します。

 

1200年間一日も欠かす事なく毎朝行われてきた『生身供』

早朝に行われる儀式なため、夏の『朝駆けツーリング』先にピッタリなスポットです!

 

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真夏は『朝駆けツーリング』がおすすめ

ここ近年の夏って、異常なほど暑くないですか?

昼間の暑さは40℃を超える時も!

そんな状態でバイクに乗るのは無理!!

 

猛暑の中渋滞に遭遇。全く動く気配のない車の列。

炎天下の中、渋滞に巻き込まれたバイクは風が当たってない分、どんどん水温計の温度が上がっていきます。

 

バイクもライダーもオーバーヒート寸前。

そんな中走ると思うとゾッとしますよね!

 

それでもやっぱりバイクに乗りたい!

 

そんな時におすすめなのが『朝掛けツーリング』

  • 真夏でも早朝は涼しい。
  • 澄んだ空気の中気持ちよく走れる。
  • 道も空いているので渋滞に遭遇する事もない。
  • 暑くなる頃には自宅に帰るようにする。

『朝駆けツーリング』だと、バイクにもライダーにも負担の少ない走り方ができます。

 

真夏は絶対『朝駆けツーリング』がおすすめです!(後は朝起きれるかどうか…)

 

神秘的な早朝の高野山

05.高野山大門の写真

高野山も世界遺産になってから訪れる人も多くなりました。(特に外人さんが多い)

昼間、特に休日は各地から大型バスに乗って大勢の人がやってきます。

 

昼間とは打って変わって、早朝の高野山はというと、

人も少なく落ち着いた雰囲気を醸し出しています。(個人的にはこっちの方が好き)

 

特に高野山の聖地『奥之院』は神秘的!

01.高野山

樹齢何百年、何千年はあろう木々がそびえ立ち、木々の間から優しく降りそそがれる木漏れ日が凄く綺麗。

その中を歩いて奥之院まで行きます。

 

早朝ならそんな光景の中を歩く事ができます。

 

高野山奥の院で毎朝行われている『生身供』の儀式

世界遺産である高野山、その聖地にあたる奥之院では

生身供(しょうじんく)と言う儀式が毎朝行われています。

 

しかも1200年間一日も欠かす事なくですよ!

これってめっちゃ凄いですよね!

 

『生身供』とは何か?簡単に説明すると、

高野山を開創(かいそう)した『弘法大師空海』に食事を届けるための儀式です。

 

儀式は一日二回!

  • AM 6:00
  • AM10:30

 

なぜ弘法大師空海に食事を届ける必要があるのか?

でも何で『弘法大師空海』に食事を届ける必要があるのんでしょう?

人は1200年も生きられません。

普通に考えても亡くなっているはずですよね?

 

実は『弘法大師空海』は亡くなってはいません!

現在も生きているのです!(とされています)

 

『弘法大師空海』は、高野山奥之院にある『御廟(ごびょう)』の中に『入定(にゅうじょう)』されました。

これが835年の事です。

 

入定というのは、瞑想をして生きたまま仏になるという事。

即ち『弘法大師空海』は現在も生きていて、『御廟』の中で瞑想を続けているという事です。

 

生きているという事は食事をする必要がありますよね?

そのために『生身供』という、食事を届けるための儀式が現在も行われています。

 

この儀式は空海が入定してから1200年間、

雨の日も、強風の日も、雪の日でも、一日も欠かす事無く続けられてきました。

 

それって本当に凄いし、『弘法大師空海』という方がどれだけ人に必要とされてきた人なのか。

その存在の大きさが伝わってきます。

 

生身供スタート まずは毒味から

時間になり、生身供の儀式がスタートします。

まずは『嘗試地蔵(あじみじぞう)』の前で毒味をする儀式から。

02.嘗試地蔵(あじみじぞう)

実際に誰かが毒味するわけではありません。

嘗試地蔵の前に食事の入った白木の箱を置き、嘗試地蔵に毒味をしてもらうという事です。

 

気になる食事のメニューはというと、精進料理なので肉や魚などは使ってないのはもちろんの事。

御飯・お汁・季節の野菜を使ったおかずなどだそうです。

しかし、現在ではパスタやシチューなどもメニューになる事もあるとか。

 

毒味の後は

毒味の儀式が終わると、維那(ゆいな)と呼ばれる僧侶が先頭になり、

その後ろを、食事の入った白木の箱を二人の僧侶で担いでついて行きます。

01.生身供

僧侶達は『御廟橋(ごびょうばし)』の前で一礼し、

橋を渡って儀式の行われる『燈籠堂(とうろうどう)』へ向かいます。

03.生身供2

『御廟橋(ごびょうばし)』から先は、『弘法大師空海』が瞑想を続けている神聖な聖域に入ります。

 

※ここから先、高野山最大の聖地です。

脱帽・私語厳禁・写真撮影禁止です。

 

弘法大師空海の瞑想の邪魔をしない様、謹んでまいりましょう!

 

燈籠堂の中で食事をお供えし 読経が始まる

燈籠堂の中に入り、弘法大師空海に食事をお供えして、30分に及ぶ読経が始まります。

読経が終わると儀式は終了です。

 

『生身供』の儀式 基本情報

『生身供』の儀式は高野山奥之院。

『嘗試地蔵(あじみじぞう)』の前からスタートします ⇩

04.(嘗試地蔵)前の写真

見学希望の方は時間までに『嘗試地蔵(あじみじぞう)』の前へ集合して下さい。(見学自由)

  • 【儀式は1日2回】AM6:00 / AM10:30

 

『中の橋』から歩いて『嘗試地蔵』前へ向かう

06.『中の橋』奥之院参道の写真

『嘗試地蔵(あじみじぞう)』の前までは車やバイクで行く事はできません。

大きい駐車場がある『中の橋』から奥之院参道を歩いて行くのが便利です。

 

最後に

入定してから1200年間。

空海は今も高野山奥之院の御廟で瞑想を続けているとされています。

 

その空海に食事を届ける儀式『生身供』は、1200年間一度も欠かされる事なく行われてきました。

 

そんな長い年月続いている伝統的な儀式『生身供』

一度は見学してみてはいかがでしょう!

 

生身供の儀式 見学にあたっての注意事項

生身供の儀式は観光目的で行われているものではありません。

見学の際は、儀式の邪魔にならない様に遠くから見守る様にしましょう!

 

御廟橋から先は弘法大師空海が瞑想している神聖な聖地。

脱帽・私語厳禁・写真撮影禁止です!

マナーを守って、静かに『生身供』の儀式を見守りましょう。

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きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
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