ハリケーンハンドルに交換すれば SSバイクでも楽な姿勢で走れる!「CBR1000RR SC57版」
どうも!職人ライダーのヒロです。
カッコいいSSバイクで長距離ツーリングに行きたい!
だけど姿勢がキツイので長距離は疲れる。
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
結論から言って、
ハリケーン製のセパレートハンドルに変えちゃいましょう!
垂れ角0度 のハリケーンハンドルなら乗車姿勢がかなり楽になります。
しかも安心の車検対応品!
「えっ! ハンドル変えたの?」って言われるくらい
こっちが言わなければ ハンドル変えたことが分からない。
それくらい自然な仕上がりになります。
楽な姿勢で乗りたいけど、SSバイクのスタイルは崩したくない。
そんな方に 打って付けのハンドルです!
今日はSSバイクでも乗車姿勢が楽になる
ハリケーン製セパレートハンドルをご紹介します。
- SSバイクのキツイ乗車姿勢にお悩みの方
- ハリケーンハンドルを自分で交換してみたい方
- CBR1000RRユーザーの方(特にSC57)
ハリケーンハンドルに交換すると乗車姿勢が楽になる
SSバイクの前傾姿勢がしんどい。
SSバイクでもっと楽に長距離ツーしたい!
そうお悩みの方は、
ハリケーン製セパレートハンドルに交換することをオススメします。
SSバイクのスタイルを崩さずに装着できるし、
乗車姿勢がかなり楽になります。
その理由は、角度の付いている純正ハンドルに比べて
ハリケーン製のセパレートハンドルは
垂れ角 0度!
ハンドル自体をアップする訳ではなく、
角度を変えることによって 姿勢のキツさを緩和させているので、
見た目からハンドルを変えたという事が分かりにくい!
なので
SSバイク本来のスタイルを崩さず、アップさせることができるハンドルなのです。
下のビフォーアフター画像を見てもらえれば、
そのちがいは歴然です!⇩
スタイルも崩れてないし、
自然に乗車姿勢がアップしているのが分かると思います。
ハンドルを交換して お試しツーリングがてら
紀伊半島を一周してきました。
朝5時頃に出発して、帰って来たのは夜の22時過ぎ
総走行距離:600㌔
とりあえずこの距離でハリケーンハンドルをためしてみました。
走ってみて いちばん実感したのは、
とにかく 首が楽になった ということ。
ネイキットやツアラーなんかと比べて 姿勢が前傾になるSSバイクは、
前を見るために、余分に首を持ち上げる必要があるんですよね。
その状態で長距離走っていると、けっこう疲労がたまってきます。
冬なんかだど、バイク用のネックウォーマーを巻いたりするので
さらに首がキュウクツだったりします。
その辺がハリケーンハンドルに変えたことによって軽減され、
走りが より楽しくなりました!
もう ツアラー や~!
とまでは言い過ぎでも、
これまでの前傾姿勢より楽になることは間違いありません。
SSバイクの前傾姿勢にお悩みの方は、
ハリケーン製セパレートハンドルへの交換がオススメです!
ハリケーンハンドル交換手順
次に、ハンドル交換手順を解説していきたいと思います。
ハンドル交換を自分でやってみよう!
という方は、参考にしていただければと思います。
※モデルのバイクは CBR1000RR(SC57後期) です。
それ以外の年式の方、他のバイクの方はご参考までに。
まず最初に、おおまかな作業手順を頭に入れておきましょう⇩
- シート/タンクカバーを外す
- ステアリングダンパーを外す
- トップブリッジを外す
- ハンドルに付いている小物を外す
- ハンドル交換
- 復元&微調整
ざっくりこんな感じです。
交換作業にあたって 特に難しいと感じるところはありませんでした。
正しい手順を踏まえておこなえば問題ないと思います。
自分で交換するのは不安! という方は、
無理せずバイク屋さんにお願いしましょう!
ほとんどの部品は、元々の物がそのまま使えますが、
ハリケーンハンドルの内径が Φ14㎜ なため
ノーマルのバーエンドだけは使用できません。
ハリケーンハンドルとは別に、
Φ14㎜対応のバーエンドを用意しておいて下さいね。
ハンドルを外す
シート/タンクカバーを外す
では解説していきます。
作業手順一覧によると、まず最初におこなう作業は
シートとタンクカバーを外すということ。
ハンドルを変えるだけなのに、何でタンクカバー外すわけ?
って思いますよね。
他の方のブログとかを見ていて 私も思いました。
実はこれ
ステアリングダンパーの位置が微妙にタンクカバーとかぶっているからなんです。
ステアリングダンパーを取り付けているボルトが
丁度タンクカバーにかぶってるので、タンクカバーまで外すはめになるわけですね~メンドクサイ
まぁ~カバー類は簡単に外れるので、
チャチャっと外しちゃいましょう!
- ボルト2本を外してシートを外す。
- ボルト1本を外して、タンクのサイドカバーを外す。(両サイド)
- ボルト4本を外して、タンクカバーを外す。
特に難しいところはありませんが、
タンクカバーを外すとき、バカ穴にハメてあるスペーサーが外れやすいので、
落とさないよう気を付けて下さいね ⇩
ついでにステアリングダンパーのカバーも外しておきましょう⇩
ステアリングダンパーを外す
カバーが外れたらステアリングダンパーをはずしましょう。
まずは 本体を取り付けているボルト3本を外し、
アーム部連結用ボルトを外すと ステアリングダンパーが外れます。
アームの下には ワッシャがかまされてあるので
落とさないよう注意!
つづいて 本体裏のカプラーを引き抜くことで完全に取り外せます⇩
トップブリッジを外す
トップブリッジを取り外す前に、
このまま作業を進めていくと カウルやメーターにキズが入ってしまうので、
ウエスやタオル等で保護することをオススメします!
トップブリッジを外す ⇩
割り締めボルト2本を緩め、ステムナットを取り外すと
トップブリッジは簡単に引き抜けます。
センターロックナットの下にはワッシャがかまされてあるので
忘れずに取外しましょう!
ケーブル類は特に外す必要なし!
取り外したトップブリッジは
邪魔にならないところへ預けておく。
ハンドルに付いている小物を外す
トップブリッジを取り外して、ハンドルを脱着できる状態になりました。
この状態でいきなりハンドルに付いている小物類(クラッチマスターシリンダーとかグリップとか・・・)を外してしまうと、
細かい位置関係なんかが分からなくなってしまいます。
交換するハリケーンセパレートハンドルには、
スロットルやスイッチ関係の位置決め穴は開いているんですが、
クラッチやブレーキマスターシリンダーの位置はフリーな状態です。
なので ある程度の位置関係の確認として、
取り外す前にハンドルの写真を撮ったり、ハリケーンハンドルと重ね合わせる等して、
だいたいどの辺に付けられてあったのか?を控えておくと、
微調整のときに役立ちます!
ある程度の位置関係に納得できたら
全ての小物品を取っ払いましょう!
純正ハンドルを外す前に位置関係を測る
後はハンドルを交換して復元するだけ!って感じなんですが、
純正ハンドルを外す前に、元々のハンドルの幅を測っておいて、
その寸法を控えておく事をオススメします⇩
これはなぜかというと、
純正ハンドルにはハンドルとトップブリッジで
位置決めできる構造になっているので、
そのまま取り外しても簡単に復元できるようになっています⇩
しかしハリケーンハンドルにはそれがないんですよね。
いきなり外すと 角度が分からなくなってしまいます。
ハンドルの角度を測れる測定具があれば問題ありませんが、
無い場合は以下の方法で取り付け、取り外しをしましょう。
まず純正ハンドルを外す前に、ハンドル幅を測って寸法を控えておく。
ちなみにCBR1000RR(SC57)の場合だと、
バーエンドなしで645㎜でした。
ハンドルを片方ずつ交換して、測定したハンドル幅で締め付ける。
ハリケーンハンドルは垂れ角が0度というだけで、
取り付けた状態の長さ自体は純正と同じです。(車検対応品)
なので測定した寸法通りに取り付けると同じ位置に取り付けできるので、
この方法がオススメです。
ちなみに少し注意事項として、
08年以降のモデルは、フロントフォークのストッパーリングを外してから
取り付けないといけないんだとか⇩
04~07年モデル(SC57)はそのまま取付可能です。(参照元:ハリケーンハンドル取説)
左右とも同じやり方でハンドルを交換しましょう。
ちなみに両ハンドルとも交換した後、
バーエンドを取り付けて最終測定しておくと
なお完璧!
ハンドル幅は車検証に記載されている寸法より
±2cmまで!
におさえないと車検に通らなくなってしまいます。
例えばSC57の場合、
車検証に記載されている車幅寸法は72cmです。
±2cmまでOK ということなので、
74cmまではOK、だけど 70cm以上は必要
ということになります。
一般的にバーエンド間かレバー間で測られることが多いんですが、
このバイクに関しては車検の時、いつもバーエンド間で測られているので、
バーエンド間で測定しておくと問題ないかと思います。(※レバーがノーマルの場合)
バーエンドについて
ハリケーンハンドルの内径は Φ14㎜ なため、
純正バーエンドは使用できません。
今回はハンドルの微振動の軽減に最適な
POSH製バーエンド “ウルトラヘビー” を使用しました。
購入する時は、ハンドル内径 Φ14㎜ に使用可能か?
必ず確認してください。
後、もっとハンドルの微振動を押さえたい! という方は、
ハンドルの中に入れるインナーウエイトの同時使用がオススメ!
不快な振動をさらに抑えることができます。(私も入れました)
ブレーキケーブルの固定バンドを外す
最後にブレーキケーブルの固定バンドを必ず外しておいて下さい。
そのままブレーキマスターシリンダーを復元すると、
ブレーキケーブルの長さがキツクなってしまいます。
なので、ケーブルを固定しているバンドを外して、
長さに余裕ができるようにしておいて下さい。
ここまで出来たら、後は復元していくだけです!
ハンドルを復元する(規定トルクなど)
ハンドルを無事交換できたところで、
これまでの逆手順を追って復元していきましょう!
復元するにあたって、
ブレーキ/クラッチマスターシリンダーなどの小物類を先に復元しても良いし、
トップブリッジやステアリングダンパーなどを先に復元しても良いです。
その辺は自由に作業を進めて下さい。
特に解説するほどのことでもないので、
各箇所のボルト類の規定トルクを載せておきますので、
参考にしていただければと思います。
ハリケーンハンドルの締付トルク
- M6ボルト:10N.m
- M8ボルト:22N.m
※参照元:ハリケーンハンドル取説
ブレーキ/クラッチマスターシリンダー
ブレーキ/クラッチ共に:12N.m
※参照元:サービスマニュアル
トップブリッジの締付トルク
- ステムナット:103N.m
- 割り締めボルト:23N.m
※参照元:サービスマニュアル
ステムナットを規定トルクで締め付けてから
割り締めボルトを締め付けること。
※ステムナット下のワッシャ忘れずに!
ステアリングダンパー締付トルク
締付トルク:8.8N.m
※参照元:サービスマニュアル
※アーム部上下にワッシャ忘れずに!
※裏側のカプラーも忘れずに!
ハンドルの取り回しチェック
ハンドルを何回も切ってみて、
- 当たるところはないか?
- ケーブル類の引っかかり/キツ過ぎるところはないか?
かなり念入りにチェックしましょう。
ブレーキ/クラッチマスターシリンダーの位置などの
細かい微調整もこの時に行います。
特に気になったところと言えば、
スロットルケーブルの根本付近が カウルと干渉するので、
クルっと回して 位置を変える必要がありました⇩
走行中に支障をきたすと危険なので、気が済むまでチェックを行いましょう。
一通りチェックが終わって問題なければ、
もう一度 ボルト類の増し締めチェックをして完了です!
お疲れさまでした~。
最後に
ロンツーへ行くならSSバイク!
私にハリケーンハンドルを教えてくれた人のお言葉です。
正確にいうと、その人もまた
ハリケーンハンドルを教えてもらった時に、
そのバイク乗りの人に言われた言葉なんだとか。
SSバイクは軽いし パワーがある!
カウルが付いている分、風もしのげるので 高速走行も楽!
だけど前傾姿勢なので長距離がしんどい・・・
ロンツーへ行くならSSバイク!
ハリケーンハンドルに変えたら
その言葉の意味がよく分かります。
SSバイクの前傾姿勢が疲れる。
SSバイクでもっと楽に長距離ツーしたい。
そんな悩みは、ハリケーン製セパレートハンドルで解決です!
04~13 CBR1000RR用(SC57/SC59)用
※ただしABS車は未確認なんだとか。
今回はCBR1000RR(04~13)に対応なハリケーンハンドルを中心にお伝えしましたが、
それ以外のバイクでも、対応可能なハンドルがあるかもしれないので、
同じようにSSバイクの乗車姿勢にお悩みの方は
一度探してみてはいかがでしょうか?
今回は以上です。
この記事が参考になれば幸いです。
このページに書かれてある事を参考にして作業を行う場合。
必ず自己責任でお願いします。
万が一事故が起こった場合でも、当方では責任を負えませんのでご注意下さい。