2017/03/30

寝台特急 日本海 大阪発 最後のブルートレイン!

 
青森駅で機関車切り離しシーンの写真

 

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ヒロ

かつて日本海側の大動脈として、

大阪~青森間を走り抜けていた寝台列車がありました。

その名も『日本海』

 

その名称の通り、ほぼ日本海沿いを走っていました。

1日2往復走っていた時期もあり、

青函トンネルが開通してから、その内1往復は函館まで運転している時期もありました。

 

その後、2往復走っていたものが1往復になり、

2012年3月のダイヤ改正で、

惜しまれつつも65年の歴史に幕を下ろす事になりました。

 

廃止後、多客時期に臨時運転されつつも、一年でその設定が無くなり、

自然廃止したかたちになっています。

 

そんな思いで深い寝台特急日本海号を、

今回取り上げてみました!

 

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寝台列車の魅力

現在の鉄道は高速時代となり、時間通りにいかに早く目的地に着くかを求めている。

新幹線をはじめ、リニアモーターカーも開発されていますね。

 

そんな中、寝台列車は一晩かけて目的地まで走っていく。

のんびりと優雅な夜汽車の旅も、過去の思い出になってしまいました。

 

一期一会の出会い

それぞれ夜汽車の旅を楽しむために、

思い思いの食料やドリンクをホームで買い込み、列車に乗り込んでいく。

 

ゆっくりと流れて行く時間の中、

夜汽車独特の雰囲気もあり、

隣り合う寝台の見知らぬ乗客同士、自然と言葉を交わす様になる。

 

一期一会、恐らくもう二度と出会う事が無いであろう者同士ですが、

夜汽車に乗っていたからこそあった、

貴重な出会いでした。

 

夜汽車から見える、幻想的な夜景

夜汽車からの幻想的な夜景の写真

ゆっくりと流れる夜汽車の夜。

のんびり窓の外に流れる夜景を見るのも楽しみの一つ。

 

暗闇の中に流れる光、誰もいない夜の駅。

幻想的な風景の中、時間を忘れ非日常を感じることが出来る一時。

 

寝て起きたら目的地

雪の中のリンゴの木の写真

寝て起きたらそこは目的地。

時間を有効に使えるのも夜汽車の魅力の一つでした。

 

朝起きて窓の外を見ると、発車駅とは全然違う風景が広がっている。

そこは雪国だったりします。

 

寝台特急 日本海号

寝台特急日本海号とは、どういった列車だったのか?

あまり良く知らない方の為にご説明したいと思います。

 

大阪~青森間、

走行距離1,023㎞・所要時間約15時間

大阪から青森へ、唯一の直通列車でした。

 

ビジネスマンやツアー客、

青森県の中高生が、大阪や京都へ修学旅行へ来るために利用される列車でもありました。

 

様々な乗客を乗せ65年間走り続けてきた寝台特急日本海

まさに昭和の遺産の様な列車でした。

 

車内は昭和の時代そのもの、いつ乗っても懐かしさが込み上げて来る。

青森駅に停車中の日本海号の写真

【日本海号の編成】

■機関車

■電源車

■B寝台車(7両)

■A寝台車(1両)

電源車を除いて、通常8両編成で運転されています。

多客時にはB寝台車をもう2両つないで、10両編成で運転されていました。

 

個室は無く、全車両カーテンで仕切るだけの解放型寝台。

寝台の個室化が進む中、最後はこういった昔ながらの方式が残った貴重な列車でした。

 

牽引担当機関車

 

日本海号牽引担当機の写真

日本海号を牽引するための機関車

EF81型電気機関車、通称(ハチイチ)

 

写真は敦賀駅で機関車交換作業時のものです。

 

交直流機関車なので、交流区間でも直流区間でも走る事ができる万能機関車なんですね~!

 

日本海号が走る区間は直流・交流・直流と、ころころ電化方式が変わります。

そのためハチイチだと機関車交換なしで、

全区間走ることが出来るという事です。

 

ローズピンクの車体がブルーの客車に良く合っている。

まさに日本海号の看板機関車といった感じです!

 

まれにトワイライトエクスプレス専用機関車が牽引担当する事もありました。

トワカマ日本海の写真

 

電源車

カニ24形電源車

電源車の写真

電源車にはディーゼルエンジンが積んであります。

そのエンジンで発電し、客車に電力を供給していました。

 

少々うるさい車両ですが、とても重要な車両です。

 

個人的に電源車の「ぼわ~ん、ぼわ~ん」っていう音好きです^^

 

解放式B寝台

B寝台の写真

枕木方向に向けて、上下2段式の寝台を1区間に2セット設置されている寝台です。

窓側に供用のテーブルと、折り畳み式のはしごが設置されており、

各寝台には読書灯も設置されています。

 

反対の窓側が通路になっています。

B寝台 通路の写真

 

車両の一番端に、2段式の寝台を1セットだけ設置されている所もありました。

ここは人気があり、狙ってチケットを取る方も多くいました。

寝台

 

解放式B寝台は、

ブルートレイン独特の、最もポピュラーな寝台でした。

 

解放式の寝台なので、カーテンで仕切るだけの簡単なプライバシー保護です。

そのため、個室と違って人の存在を多く感じることができ、他人との距離も近いため、

近所の寝台の乗客同士仲良くなったりして、

一晩限りの楽しい夜を過ごす事もできました。

 

プルマン式A寝台

A寝台の写真

B寝台ではベッドシーツなど、自分で敷く必要があったのに対して、

A寝台はワンランク上なので、ベッドメイキングもあらかじめされています。

 

しかも下段では大きな窓を独り占め出来る!

こちらも解放寝台ですが、B寝台より広く、のびのびとして過ごせます。

 

A寝台 通路の写真

進行方向に向けて、2段式の寝台が通路を挟んで平行に設置されています。

B寝台より広い空間で、快適にゆったりと過ごせるのが魅力!

 

プルマン式寝台は、寝台を解体して二人掛けのソファーにする事が出来ます。

日本海号では寝台の解体は行われていませんでしが、簡単に解体する事ができます。

 

寝台を解体した写真

夜は寝台、日中は座席にして昼行特急として利用。

昔の寝台列車黄金時代には重宝した設備でした。

最後は日本海号にだけ連結されていた客車車両です。

 

下の写真は上段寝台の物です。

A寝台上段の写真

下段よりも、約1,000円安い値段で使用できます。

下段に比べて快適度はかなり下がりますが、

この小さな小窓から見える景色も魅力的でした!

 

4時間45分遅れ

吹雪きの青森駅の写真

冬の日本海側は雪風が強く、とても厳しいものです。

そのため列車が遅れる事や運休する事など、しょっちゅうありました。

 

4時間45分遅れ。

冬の厳しい日本海沿いを走る路線では、こんな事も普通にありました。

夜汽車に乗る人の多くは、夜汽車に乗ることが目的だったりする人も多く、

そんな人にとっては、それだけ夜汽車に乗っている時間が増えるので、

まさに夢の様な事です!

 

この日の青森は大雪のため、

19時33分発の日本海号が、時間になってもホームに入線出来ない状態でした。

極寒の青森の中、温かい待合室で過ごした時間は、

今でも良い思い出として残っています。

吹雪きの青森駅の写真

 

「運転中止になったらどうしよう~」とか心配もありましたが、

約3時間遅れて日本海号がホームに入線。

発車後も止まったり動いたりを繰り返し、

大阪に着いたのは次の日の16時前でした。

 

一日中、大好きなブルートレインに乗って過ごす事ができるなんて、

まさに夢の様な一日でした!

 

最後に

今回はバイクから少し離れ、夜汽車について書きました。

 

夜汽車にはこれまで色々乗りました。

その中で日本海号には一番良く乗車したので、私にとっては最も思い出深い列車です。

 

かつて、夜になると全国に走っていたブルートレイン、夜汽車

残念ですが、今となっては過去の産物になってしまいました。

 

定期寝台特急として、東京~高松・東京~出雲間を走る

『サンライズ瀬戸・出雲』がまだ残っています。

 

豪華寝台列車として、

■九州のななつ星

■西日本のトワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)

■トランスイート四季島(しきしま)

がありますが、お値段が高過ぎて中々乗れません(涙)。

チケットをととるのも大変でしょう。

 

古き良き昭和の面影を残したブルートレインはもうありません。

出来ることならもう一度、

のんびりと優雅に夜汽車の旅を味わってみたいですね!

 

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