職人ライダーヒロの 楽しいツーリング日記!

GIVIタンクロックシステムを利用して タナックス製タンクバックを取り付けてみた!

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24.改造タンクロック(アイキャッチ)の写真
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きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
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どうも!職人ライダーのヒロです。

 

磁石や吸盤を使わず、ワンタッチでタンクバックを脱着できる

“GIVIタンクロックシステム”

 

ワンタッチで脱着できるビンディング感覚の便利さ。

タンクバック取り外し後も、バイクの外観を損なわない美しさが魅力な商品です!

01.タンクロックシステムの説明写真

GIVIタンクロックシリーズに関しては、下記記事で詳しくご紹介しています ⇩

この超便利なタンクロックシステムを利用して、お気に入りのタンクバックをバイクへ取り付ける事が出来ればどれだけ便利になる事でしょう!

 

今日はこのGIVIタンクロックシステムを利用して、

以前使っていた小型タンクバックを取り付けられる様に改造してみたので

ご紹介したいと思います!

 

GIVIタンクロックシステムを利用して、小型タンクバックを取り付けてみた

以前購入した GIVI タンクロック XS307 は、一眼レフカメラでの余裕で入る大容量!

 

バイクで走っていて、一眼レフで写真を撮りたいと思った時、

タンクバックに一眼レフを入れる事が出来ればすぐに撮影できる!

そのために購入したものです。

 

しかし『GIVIタンクロック』をバイクに装着する事によって、

以前使っていたタンクバックは装着出来なくなってしまいました。

 

以前使っていたタンクバックがこちら

02.以前のタンクバックの写真

タナックス製 タンクバック MFK-033

給油口に取り付けた専用ブラケットに、タンクバックを取り付ける構造。

マグネットや吸盤を使用する事無く脱着できます。

 

容量は小さく小型の物でしたが、10年間愛用してきました。

10年経った今でも状態は良く、なかなか良く出来たタンクバックです!

 

大きいタンクバックと小さいタンクバック、

二つあると使い勝手が良い!

 

『GIVIタンクロックシリーズ』にも小さめのタンクバックはあります。

しかし「わざわざ買うのもなぁ~」なんて思っている時にひらめきました!

以前使っていたタンクバックを装着出来る様にしよう!

 

という事で、今回改良して脱着できる様にしました!

03.改良タンクバックの写真

なかなか個人的に気に入っているのですが、

どうでしょうか?

これでこのタンクバックも使用出来ます!

 

横から見るとこんな感じです。

04.改良タンクバックの写真

間の白い部分が気になりますが、塗装すれば問題なし!

どうやって取り付けしたのかご紹介しましょう。

 

今回使用した部品・材料

部品一覧
  • タンクロック補修部品(ZT480R)
  • タンクロック補修部品(ZT480F)
  • イージーロック
  • 厚み10㎝程の樹脂板(今回はまな板を使用)
  • なべタッピングねじ M4×16
  • タッピングネジ M5×12

 

GIVIタンクロック用 補修部品 ZT480R(作成するブラケットに取り付ける方)

05.GIVIタンクロック用補修部品のアタッチメントの写真

メインとなる部品です。

GIVIタンクロックシリーズを購入すると付いて来ますが、

タンクロックシリーズをお持ちでない方は、下記リンクからご購入下さい ⇩

 

GIVIタンクロック用補修部品 ZT480F(タンクに取り付ける方)

06.GIVIタンクロック用補修部品(タンクに取り付ける方)の写真

同じく、今回メインとなる部品です。

GIVIタンクロックシリーズを購入すると付いて来ますが、

タンクロックシリーズをお持ちでない方は、下記リンクよりご購入下さい ⇩

 

イージーロック

07.イージーロックの写真

『GIVIタンクロック用補修部品 ZT480F(タンクに取り付ける方)』をタンクに取り付けるための部品。

 

『イージーロック』は各バイクごとに適合する形状が異なるため、

ご自分のバイクに合う『イージーロック』を購入する必要があります。

 

下記ボタンから『DAYTONAさんのWebサイト』へ移動します。

『適合車種検索』よりご自分のバイクに適合するイージーロックをお探しください。

 

ちなみに『CBR1000RR用(08~12年用)』でしたら、下記リンクよりご購入できます ⇩

CBR1000RRに使用する際の注意事項

こちらの部品は『CBR1000RR(08~12)用』となっていますが、06年モデル(SC57)にも問題なく使用出来ました。

しかし14年~モデルには取り付け出来ません!(2016年6月現在)

取り付けするには、加工する技術や、ステーなどのブラケットを作成する技術が必要になります。(Amazonレビュー投稿からの情報)

 

樹脂の板

軽さ・耐久性・加工のしやすさからいって、

樹脂の板がベストです!

08.樹脂まな板の写真

樹脂板の厚みは、タッピングネジを締め込む肉厚が欲しいため、

約10ミリほどの肉厚が欲しい所。

なかなか良い樹脂板が無いので、今回は使わなくなったまな板を使用しました!

肉厚、素材的にまな板が丁度良い^^

ホームセンターなどで500円~800円くらいで購入する事も出来ます。

 

タッピングネジ

バイクは雨の中を走る時もあるので、

ネジは出来るだけステンレス製の物を使用した方がいいでしょう。

 

下写真のタッピングネジは、

GIVIタンクロックシリーズで使用しているネジと、素材は違いますが同型の物です。

 

  • 【なべタッピングねじ M4×16】

09.なべタッピングねじの写真

補修部品 ZT480Rと作成するブラケットを取り付けるためのタッピングネジです。

ホームセンターなどで購入した方がお安く購入出来ます。

ちなみにホームセンターで108円で購入しました。

 

  • 【タッピングネジ M5×12】

10.タッピングねじの写真

タンクバック側のブラケットを取り付ける為のタッピングネジです。

こちらもホームセンターで149円で購入しました。

 

今回使用した工具

11.使用工具一式の写真

工具一覧
  • サシガネ(直角に線をケガク時に使う)あれば便利
  • 150㎜スケール(15センチのモノサシ)
  • マジック
  • プラスドライバー
  • ノコギリ
  • ヤスリ
  • ドレッサー(あれば便利)
  • キリ

 

補修部品 ZT480R を取り付けるブラケットを作成する

12.ブラケット完成写真

完成したアタッチメントは、上写真の様になります。

それでは、作業を開始していきましょう!

 

加工するラインをケガク

まずは、補修部品 ZT480R を取り付ける為のブラケットを作成します。

補修部品 ZT480R を取り付ける為には、タッピングネジを使用するため厚み約10ミリ位の板が必要でした。

 

素材として『軽さ・耐久性・加工しやすさ』を考慮し、

樹脂製(プラスチック)がベスト!

 

なかなか丁度良い樹脂板が無い中、目を付けたのが

もう使わなくなった樹脂製のまな板でした。

08.樹脂まな板の写真

素材・厚み共に申し分ない!

 

 

まずは樹脂板に 補修部品 ZT480R を乗せて、加工するラインに沿ってケガキます。

13.加工する所をケガク写真

※ちなみに『ケガキ』というのは工業系の業界用語で、

簡単に言うと『加工する箇所を書く』という意味です。

ケガクともいいます。

 

補修部品 ZT480R の赤い部品は簡単に外れるので、

補修部品 ZT480R 全体を覆う位の形が必要です。

なので上写真の様な形になりました。

 

ブラケットを加工する

ブラケットをラインに沿って加工していきます。

14.ノコギリで加工している写真

今回使用したノコギリは木工用に使っていた物ですが、樹脂なので加工可能です。

とは言っても、

今回の作業の中で一番しんどくて、危険な工程です。

加工する時には、十分注意して安全に作業をして下さいね!

 

上の写真の加工ラインは、

先ほどケガキを入れたラインとは違いますが、

あまり気にしないで下さい(汗)

 

実はこの形で加工して失敗しました^^;

この形では、補修部品 ZT480R のサイドの部分に必要なブラケットの肉が無いため、

赤色の部品が不安定になります。

最悪バイクに取り付けた時、タンクバックが脱落してしまう可能性がある。

なので下写真の様な形に作り変えました。

13.加工する所をケガク写真

 

ヤスリなどで加工面を仕上げる

加工したギザギザしています。

触っても痛いし、最悪ケガをしてしまう恐れもあるので、

ヤスリで綺麗に仕上げましょう!

15.ヤスリ掛けしている写真

今回使用したヤスリは鉄鋼用のヤスリですが、なんら問題ありません。

加工した面を、真っ直ぐ綺麗になる様ヤスリ掛けしていきます。

ヤスリ掛けする時のコツ
ヤスリは押す時に削れる様に刃が付いています。

  • 押す時に力を入れる
  • 押す時に斜めにヤスリ掛けしていく
  • 引く時に力を抜く

これを繰り返すとスムーズに削る事が出来ますよ!^^

 

下の写真はドレッサーと言う工具です。

16.ドレッサーで削っている写真

木工用に使う工具で、ヤスリより綺麗に仕上がります。しかも楽!

無くても大丈夫ですが、あれば使った方が良いです。

 

ホームセンターでも購入できるし、下記リンクでも購入できますよ ⇩

 

最後の仕上げとして、スケールの角などを利用して削ります。

17.樹脂の綺麗な加工の仕方の写真

加工面を優しく削るとそこそこ綺麗に仕上がりますよ。

樹脂はぷよぷよしているので、最後はこういう仕上げ方をすると綺麗になります。

 

今回はスケールの角を使用しましたが、一番良いのは金ノコの刃の反対側(ギザギザの刃の付いていない側)で削るともっと綺麗に仕上がります。

あれば使ってみて下さい。

  • 【金ノコ】

 

  • 【金ノコの刃】

あれば使ってみると便利!

 

以上でブラケットの形を加工しました。

次工程でタッピングネジの下穴を開けて、組付け作業に入りましょう!(完成までもう少し^^)

 

下穴を開けてタッピングネジで取り付ける

ブラケットが完成したら、後はタッピングネジで取り付けるだけです。

補修部品 ZT480R をブラケットに乗せ、取り付け穴をケガキます。

18.マジックでケガイている写真

 

タッピングネジを締め込む前に、キリという工具で下穴を開けておくとスムーズにねじ込む事が出来ますよ!

19.キリで穴を開けている写真

キリを両手の平で挟んで、クルクル回して使用します。

 

下穴を開けた後は、タッピングネジで 補修部品 ZT480R を取り付けます。

20.ブラケットにアタッチメントを取り付けている写真

補修部品 ZT480R とは反対側の、タンクバックを取り付けるブラケット側も

同様に同じ作業を行います。

この時点で 補修部品 ZT480R とブラケットは完成しているので、

実際にバイクに取り付けて、その上にタンクバックを乗せ、

ちょうど良い位置を測定してから行った方が良いでしょう!

 

21.アタッチメント完成の写真

これでブラケットは完成です!

 

ブラケットをタンクバックに取り付けてみた!

22.作成したブラケットをタンクバックに付けた写真

これでこのタンクバックも使用出来ます!^^

 

バイクからタンクバックを取り外した時、

裏側を向けて持つと若干目立ちはしますが、裏を向けなければ目立つものではありません。

まあ~そんなに気になりませんけどね^^

 

気に入らなければ、白いブラケット部分を黒で塗装すればもっと目立たなくなる。

それよりも、

ワンタッチで脱着が出来る事が嬉しい!!

 

最後に

23.改造タンクバックを取り付けたCBRの写真

今回の作業で、以前愛用していたタンクバックをまた使えるようになりました!

工夫すれば他のタンクバックも取り付ける事が出来るかもしれませんね^^

 

今回は以上です。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

注意!
このページに書かれてある事を参考にして、『GIVIタンクロックシステム』で他社製のタンクバックの取り付けた場合。 また 加工作業を行う場合。

必ず自己責任でお願いします。

万が一事故が起こった場合でも、当方では責任を負えませんのでご注意下さい。

この記事を書いている人 - WRITER -
きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
詳しいプロフィールはこちら

Comment

  1. MyplanMax より:

    はじめまして!
    こちらのブログを参考にさせていただきまして、自分も手持ちのタンクバッグをタンクロック化させて
    いただきました。
    有益な情報提供、ありがとうございました。

    • ヒロ より:

      ブログ拝見させていただきました!
      愛着のあるタンクバックをタンクロック化出来るってテンション上がりますよね!

      少しでもお役に立てて、こちらとしても嬉しいです^^

  2. みち より:

    質問して良いですか?
    この純正ブラケットは、バッグにまともに体重をかけても
    大丈夫なくらい頑丈ですか?(乗車姿勢でですが)
    もしそうなら購入しようと思います。

    • ヒロ より:

      純正ブラケットとは、バイクとタンクロックを脱着する部分(アタッチメント)の事でしょうか?

      このページの記事を読んで頂ければわかりますが、
      アタッチメント全体をおおう様に取り付けしないと外れる恐れがあります。

      自分の改良したバックは今のところ全然大丈夫です。

      ちなみに正規のタンクロックバックを使う時は、
      いつもタンクバックに持たれながら走っています(楽です^^)。

      しかし正規の物ではないので、
      改良・取り付けは自己責任でお願いします。
      m(__)m

      • みち より:

        ありがとうございました。
        自分も低身長で、高速では
        少し寄りかかりたいんです。

        今は、1000ccのバイクでセパハンの
        ため、距離を走るとメッチャ疲れます。
        樹脂タンクなので諦めてましたよ。

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