降りしきる雨の中 粟津温泉を散策 ここは恋人の聖地でもあった!GWツーリング 2017
どうも、職人ライダーのヒロです!
2017年のGWツーリングは石川県小松までやって来ました。
第一の目的は『日本自動車博物館』へ行くこと!
ここへ来るのは実に3回目。
自分は特に車マニアという程でもないのですが、何故かここに惹かれてしまします。
それはこの洋風博物館がかもし出す懐かしい雰囲気。
まるで昭和時代にタイムスリップした様な、そんな所に惹かれているのかもしれません。
さて、本日は2日目となります。
本日は行き先はぁ~?
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『白川郷』!
の、はずでした。
去年9月に訪れた『美山かやぶきの里』
日本の原風景ってホント良いですね~!
「是非『白川郷』も行っておきたい!」
そんな思いで今回計画を立てました。
『美山かやぶきの里』とはまた違い、『白川郷』は合掌造りの茅葺屋根で有名。
世界文化遺産にも登録されています。
初めて行く所なんで、『まっぷる飛騨高山』とか情報誌を買って色々調べてました^^
- 白川郷ってどんな所なのか?
- どんなもの物があるのか?
- 何処で御飯を食べようか?
- 何処で写真を撮ろうか?
2週間位前から考えていました。
予定立てている時って、めっちゃ楽しいですよね~^^
いよいよ二日目の朝。
朝起きてホテル自室から外を見た時、驚きで声が出ませんでした。
「えっ!」
「なんで?」
「雨ふってるやんっ!」
目次
『白川郷』行きをどうするか?
これは困った。
天気予報では雨が降るなんて言ってなかったから想定外になりました。
何か雷もなってるし・・・。
白川郷どうしよ~・・・。
っていうか、こんな雨の中行っても危ないだけやし楽しくない。
もう中止は決定みたいなものでした。
「仕方がない・・・白川郷はまた次回行こう!」
そうすると、今日一日をどうするか?
不幸中の幸いは、同じホテルに二泊宿を取っていた事。
もし違うホテルだったら、この雨の中嫌でもバイクで走る事になっていたんですからね。
しかしせっかく石川県まで来て、一日ホテルで「ぼぉ~っと」しているなんてもったいない!
雨降ってるけど街を散策する事にしました!
ここは1300年もの歴史がある 粟津温泉
実は今回宿を取った所は『粟津温泉』という温泉地帯。
『日本自動車博物館』から約7分位の所です。
奈良時代の『養老2年(718年)』に開湯して以来、1300年もの歴史がある温泉なんです。
温泉地帯なのに自分が泊まったホテルには温泉がない(笑)
じゃらんnetで検索して安かったんでこのホテルにしました(汗)
日帰り温泉をやっている所もあるので、夜にでも行ってみたいと思います。
雨の中ホテルを出発する
CBRは残念ながらお留守番。
雨垂らしでかわいそうやなぁ~・・・。
あっ!ちなみに車の駐車場へ置いてますけど、ホテルの人に了解済です!
雨は少し小雨になってきていました。
天気予報では昼から晴れるんだそうです。
今朝の天気予報で「雷も伴う」と言っていたので、めっちゃ当たってますね!(外れて欲しかったけど・・・)
レインコートは持ってきているけど傘は持ってきてない。
ホテルのフロントで聞いてみると傘を貸してくれました。^^
さぁ~行こう!
とりあえず温泉街の方へ向いて歩いていこうと思います。
雨に打たれ、生き生きとしたソメイヨシノの木に出会う
ホテルから温泉街に向けてしばらく行くと、
青々と葉を広げた『ソメイヨシノの木』に出会いました。
綺麗な緑色に葉を茂らせ、雨に打たれるその姿は生き生きしている様に見える。
少し前までは白い花を咲かせ、満開の桜を楽しませてくれたのに。
それもあっという間。
つぼみが膨らんでチラホラ咲いてきたかと思ったら、あっという間に満開。
そしてあっという間に散っていく。
そんな儚さ、潔さに人は惹かれるのかもしれませんね。
粟津温泉は『恋人の聖地』でもある
小さな公園みたいな所に出ました。
- 左側には男性と女性が親しげに見つめ合う像。
- 右側には船のハンドルが付いた小屋の様な建物。
- その奥は人工的に作られた森の様になっていて、小さな泉があります。
見ると『恋人の聖地』というのぼりが立てられている。
「なんだここは?」
凄く気になったので立ち寄ってみる事にしました。
おっしょべ恋物語
実はここ『粟津温泉』には、約400年前から伝わる『おっしょべ恋物語』という物語が言い伝えられています。
ある宿屋に下女として奉公にきていた『お末』という女性がいました。
『お末』が働く宿屋の向かいにも宿屋があり、同じく下男として方向にきている『竹松』という男性がいました。
『お末』は『竹松』に恋してしまったんですね~。
ある日、『竹松』の事が好き過ぎて我慢できなくなった『お末』は、
『竹松』がいる宿の近くに立っている松の木によじ登り、『竹松』部屋を目指したそうです!(めっちゃ大胆!)
しかしその途中、滑って地面に落ち大騒ぎになってしまいました。
その事がきっかけで『竹松』に思いが伝わり、二人が結ばれたというロマンチックな話です!
『おっしょべ』と言うのは『お末』という意味だそうです。
『お末』を呼ぶ時、『お末べぇ~』って呼ぶのが段々訛ってきて『おっしょべ』になったとか。
昔の恋物語と言えば「愛し合う二人が引き離された」とかいうのが多い様な気もするが、
『おっしょべ物語』はめでたく二人が結ばれるので、温かい気持ちになりますね!^^
『おっしょべ物語』にあやかって『粟津温泉』の湯は健康増進だけでなく、
『恋愛成就』にも効果があるかも(^^)
でも・・・。
松の木によじ登り『竹松』の部屋へ向かった『お末』は、
その後どうするつもりだったんでしょうね?
おっしょべ像
まず一番気になった男性と女性の像に近づいてみました。
なんとも幸せそうな雰囲気が伝わってきます。
着物姿で日本髪を結っている事から、昔の人の像でしょうか?
松の木に腰かけ、男性の膝に左手を置きながら嬉しそうに見つめ合う二人。
初々しいカップルの様ですね!
この像の事を『おっしょべ像』と言うそうです。
『おっしょべ恋物語』の主人公、『お末』さんと『竹松』さんですね!
しあわせの泉
『おっしょべ像』を後にして奥に進んで行きました。
石造りの日本庭園の様な所を上がって行くと小さな泉があります。
泉と滝の前にはハートに形取られた金属製の器があります。
「これは何でしょう?」
ここは『しあわせの泉』と言う恋愛スポットの一つ。
- カップル二人で後ろ向きにコインを投げる。
- そのコインがハート形の器に入れば幸せになれる。
カップル二人でコインを投げて入れば、より愛情が深まるかも^^
ちなみに私はやってません。
おっさん一人旅なもので・・・^^;
恋みくじ
さて、手前の方へ戻ってきました。
船のハンドルが付いた小さな建物。
「これは何でしょう?」
建物にはガチャガチャがメリ込まれてある。
近寄ってみると、どうやら『おみくじ』の様です。
- 1回・・・200円
やってみました。
カプセルの中には『恋おみくじ』と書かれた紙が入っている。
『恋おみくじ』だけあって、恋に関する事が中心に書いてあります。
ちなみに『中吉』でした!
次は一番気になる船のハンドル。
「何やこれ?」
説明書きがありますね~。
なるほど!書いてる通りにハンドルを回すと、
『ラッキーカラー』と『ラッキー方角』が分かるのか!?
実際にやってみました。
おおっ!
私のラッキーカラーはオレンジ!
ラッキー方向は東南かぁ~!
やったぁ~!!
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おっさん一人で何やってるんやろう・・・。
雨きつくなってきたなぁ~・・・。
雷も鳴ってるし・・・。
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最後に
今回のツーリングでは『白川郷』へ行く事は出来ませんでした~・・・残念。
『白川郷』へはまた次回行く事にします。
でも雨が降らなければ『粟津温泉』を散策する事もなかったし、
ここに伝わる『おっしょべ恋物語』を知る事もなかったわけです。
なのである意味良かったかも。
お末さんに呼ばれた?(笑)
『粟津温泉』とはそんなロマンチックな言い伝えがある温泉街です。
- 恋人が欲しい
- 愛し合う二人の仲を深めたい
恋人の聖地である『粟津温泉』へ来れば『おっしょべ恋物語』のご利益があるかもしれませんよ!
今回は以上です。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。