九州 阿蘇 ツーリング 2018! 野焼き後の草原を走って来た!(走行編)
前回に引き続き、九州を目指して“フェリーさんふらわあ”に乗船中でございます。
今回は “野焼き後の阿蘇” を走りに行きますよ~!
普段のメルヘンチックな阿蘇とはまた一味違う。
真っ黒に焼けた草原の中を走れるのはこの時期だけ!
どんな草原が広がっているのか凄く楽しみです!^^
目次
別府観光港へ到着
時刻は6時半頃、本日の日の出を迎えております。
今日は降水確率も高く、阿蘇は『曇りのち雨』の予報になっていました。
昨日から天気だけがめっちゃ心配だったんですが、お日様が姿を見せてくれてホント良かった!(雨は夜から降るみたいです)
フェリーから見る朝日や夕日ってめっちゃ綺麗ですよね!(写真から伝わりにくいのがちょっと悔しい~)
まともに水平線から上がって水平線に沈んていく。
陸地だったら綺麗に見れる所って限られていますが、
フェリーだと360度どこから見ても水平線なんで、天気が良ければいつでも見る事ができます!
今日の朝日もめっちゃ綺麗!^^
フェリーは定刻より5分早く別府港入りしました。
港に着岸してから、バイクの下船まで時間があると思ってましたが、
結構早く下船案内のアナウンスが入ってビックリした!
まぁ~焦っても仕方ないので、下船準備をして車両甲板まで降りていきました。
他のバイクはさっさと下船した様で、CBRだけが「ポツン」と取り残されています。
今日は空いてたから良かったけど、混んでたら迷惑かけてたなぁ~(汗)
今回のツーリング ルート&日程
- 県道11号線で湯布院を抜け阿蘇入り。
- 途中日本百名道にも選ばれているやまなみハイウェイを走る。
- やまなみハイウェイから阿蘇外輪山の上を走るミルクロード(県道45号線)を得て大観峰へ。
- 昼飯には特産物であるあか牛を使った丼を食いに行く!(あか牛料理専門店 やま康)
- 最後は阿蘇パノラマラインを走って草千里ヶ浜へ!
今回はこんな感じで走りたいと思います!
県道11号線から「やまなみハイウェイ」へ
昨夜お世話になった『さんふらわあ こばると』との記念撮影を終え、
阿蘇へと続く定番道路 “やまなみハイウェイ” を目指して走り出しました。
この辺りを走るのは初めてなんで土地勘もありません。
とりあえず “ やまなみハイウェイ ” へと続く “ 県道11号線 ” を道沿いに走る事にしました。
フェリーが着岸したのは別府港。
大分県別府と言えば、超有名な “おんせん県” ですよね!
流石『おんせん県』と言うだけあってほのかに硫黄の匂いも漂っているし、街のあちこちで湯気が立ち上っています。
せっかく来たので温泉にも入りたい気分ですが、今回の目的はあくまでも “ 阿蘇 ”
温泉はまた次の機会にして、後ろ髪を引かれつつも別府は通過しました。
県道11号線をひた走り、いつしか “ 由布岳 ” の山間を走っていました。
この道は九州横断道路と呼ばれ、絶好のツーリングコースとして人気です!
雄大な由布岳の山間を走り抜け、幻想的な湯布院の街並みを横目で見下ろしながら走れるなんて最高ですね~!
この辺りも野焼きが行われていて、すす焼けた匂いが漂っていました(様な気がします…)。
普段見る事のない、真っ黒に焼けた山肌は何だか異様な感じがします。
凄く興味が惹かれますよね!
狭霧台(さぎりだい)
本日最初のお立ち寄りポイントである “ 狭霧台(さぎりだい) ” に到着しました。
最初のお立ち寄りポイントと書きましたが、実は立ち寄ろうと思って立ち寄ったわけじゃありません。
「寒いからネックウォーマー装着しよう~」と思ってたまたま立ち寄っただけ^^
実は凄い絶景スポットだったんですね~!
ここから見下ろす景色は湯布院盆地を一望できる他、
冬の寒い時期には幻想的な “ 朝霧(あさぎり) ” を見る頃が出来る絶好のビュースポットなんです!
もう3月ですけど、うっすら見える朝霧にはちょっと感動しました。
たまたま立ち寄った場所が、実は凄い景色が見える所だっただけにちょっとビックリ!
何だか引き寄せられたって感じがします(ここ寄っとけよって(笑))。
やまなみハイウェイ
県道11号線だけを走っていると、途中林道の様な道を通るはめになりました。
道は細く枯れ葉が沢山落ちているので滑らない様に注意が必要です。
雨降ってる時は国道210号線へ迂回した方が良いかもしれませんね。
国道210号線へ合流して直ぐ県道11号線へ戻る(水分峠)。
ここからが “ やまなみハイウェイ ” です!
“ ハイウェイ ” と名が付いてますが高速道路ではありません(速度注意!)。
昔は有料道路だった様ですが1994年から無料化されました(無料化大歓迎!^^)。
景色も良く走りやすいのでどんどんテンション上がってきます!
しかし調子にのってスピードを出して走っていると、まれに放牧されている牛や馬が道路に飛び出してくる事があるそうです。
スピードは控えめに走りましょう!
長者原(ちょうじゃばる)
バックには雄大な “九重連山” がそびえ立ち、そこへと続く真っ直ぐな道が印象的。
「これが本当に日本の風景かっ!」と思える様な風景ですよね!
ちなみに “長者原(ちょうじゃばる)” というのはこの地の地名で、
朝日長者伝説にちなんで命名さたんだとか!
色んな方のSNSやブログの写真を見ていて絶対来たいと思ってました。
この時誰もいなかったのでゆっくり記念撮影!
この写真の位置 ⇩
ミルクロードから「大観峰」へ立ち寄る!
やまなみハイウェイもいよいよ阿蘇入り!
前方に “ 阿蘇山 ” が姿を現しました。
今何気に “阿蘇山” って言いましたけど、実は阿蘇山という山はないんです。
周りを外輪山に囲まれた巨大なカルデラの中央に、
根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳の “阿蘇五岳” がそびえ立つ。
その全てを合わせて “阿蘇山” と呼ぶそうです。
- 火山活動によって出来た大きな凹地で、欧米では直径1マイル(約1,6キロ)以上、日本では直径約2キロ以上の物を言う。
- それ以下は火口。
阿蘇市自体も巨大なカルデラの中にあるという事なんで、考えてみると凄い事ですよね!
雄大な阿蘇五岳を見ていると、ますますテンション上がってきます!
周りの草原は野焼きが行われているので、所々黒くすす焼けていました。
流石に放牧されている牛や馬はいませんね~^^
こんな阿蘇見れるのある意味貴重かも(笑)
ここでこれまで走って来たやまなみハイウェイを離れ、
阿蘇外輪山の上を走る “ミルクロード(県道45号線)” へ入ります!
ホンマ野焼きで真っ黒ですね!なんか異様な感じがしてきた(笑)
緑の季節に来たらこの道絶対綺麗やろうなぁ~。
大観峰
阿蘇へ入ってまず最初に立ち寄ったのは “大観峰”
阿蘇でも一位、二位を争う観光スポットで、阿蘇北外輪山では最高峰です(標高は936m)。
ここから見下ろす阿蘇の風景は半端なく凄い!
阿蘇外輪山に囲まれた、巨大なカルデラの中央にそびえ立つ阿蘇五岳。
その一望を360度の大パノラマで鑑賞する事が出来ます!
阿蘇へ来たら絶対立ち寄りたいスポットですね。
今日は他のライダーもいっぱい来ていました。
では早速展望台へ行ってみましょう!
駐車場から展望台まではちょっと歩きます。
凄い!凄い!!とは聞いていましたが、実際に見たら予想をはるかに超えてました!
ここから阿蘇全体を一望する事ができるので、
外輪山に囲まれた巨大なカルデラの中に、阿蘇五岳がある事や人々の生活があるという事が良く分かります。
ちなみにここから見る阿蘇五岳は別名 “涅槃仏” と言われているんです。
一番左から『根子岳』が頭、『高岳』が胸、『中岳』がへそ、『烏帽子岳・杵島岳』が足という感じで、
お釈迦様が寝ている姿に見えると言われているんです。
そう言われてみると、そう言う風に見えますよね!^^
以下の3枚は外輪山の写真になります。
パラグライダー体験もできる
ここからパラグライダー体験もできます!(料金15,000円)
インストラクターと一緒に二人乗りで飛ぶので安心ですね!
中々難しそうですね!^^;
興味のある人はどうぞ!
ジャージー牛乳ソフトを食べよう!
大観峰茶店では名物である “ジャージー牛乳ソフト” が販売されています。
阿蘇小国で飼育されているジャージー牛のお乳100%!
最高の素材で手作りされているソフトクリームは旨くない訳がない!
帰りに絶対食べて帰ろうと目をつけてました!(笑)
いちごとかミックスとかもあったんですが、
初めて来たんでオーソドックスに『ジャージー牛乳ソフト』を注文!
濃厚ミルキーな風味がたまらん!
濃厚なのにさっぱりしているという、素材の良さを100%生かしたソフトクリームです!
阿蘇の絶景を見ながら食べると、更に旨さが増します!(様に感じます(笑))
- ジャージー牛乳ソフト・・・350円
お昼は「あか牛丼」で決まり!
阿蘇に来たら絶対食べておきたい特産物の一つ!
“あか牛”
これだけは絶対食べようと思ってました!
色々探した結果、阿蘇郡高森町の国道265号線沿いにあるお店。
“あか牛料理専門店『やま康』” さんへお邪魔してきました!
あか牛の特徴は、赤身が多く程よい脂身をまとっているため、
しつこくなくヘルシーなお肉なんです!
それでいて柔らかくて旨い!
阿蘇へ来たら絶対食べて帰りたい名グルメですね!
今回は やま康 さんで人気メニューの
“気まぐれあか牛丼” を食べてきました!
これが最高に旨い!
あか牛料理専門店『やま康』 に関しては別の記事で詳しくご紹介しているので、
良かった読んでみて下さい⇩
阿蘇パノラマラインから 草千里ヶ浜へ
楽しい時間と言うのはホント「あっ!」と言う間に過ぎてしまう。
次が本日最後のお立ち寄りスポットとなりました。
最後に選んだのは阿蘇を代表する絶景スポット
“草千里ヶ浜”
阿蘇へきたら絶対行っておきたい大草原ですよね!
最後はここへ来ておきたかった。
お昼を食べた阿蘇郡高森町から草千里ヶ浜へ行こうと思うと、
かなり大回りに迂回する必要があります(熊本地震の影響であちこち通行止めになっている(2018年3月現在))。
ぐるーっと大回りして “阿蘇パノラマライン” までやってきました。
今回の阿蘇ツーリング初!
やっとこの辺で放牧されている牛の姿を見ました!
これだけ牛の姿を見ない阿蘇も珍しいですよね!
やっぱり野焼きの季節って貴重かも^^
阿蘇パノラマラインを更に登って行くと、どんどん風景が変わっていく。
こんな絶景を目の当たりにして通り過ぎるなんて出来ない!
バイクを止めれそうな所で記念撮影しました(笑)
だいぶ登ってきましたね~!
パノラマラインと言うだけあって見晴らし最高~♪
やっぱ絶景ロードやなぁ~^^
今いる位置は丁度『烏帽子岳』と『中岳』の間くらい。
中岳っていったら今でもバリバリ元気な活火山です!
ここ最近まで警戒レベルが上がっていて入山規制が出てましたが、
本日仕入れた情報では警戒レベルが下がって近くまで行けるとの事。
まぁ~そんなに興味がある訳でもないので遠くから見守るだけにしますが・・・。
草千里ヶ浜はもうすぐです。
草千里展望所
“草千里ヶ浜” に到着しました!
時刻はもう15時半を回っています。
天気が凄く気になるのであまり時間がない(18時から雨の予報)。
なので草千里ヶ浜は展望台から見るだけにしました。
ここからでも中岳の様子は見えるし草千里ヶ浜も一望できる!
それだけで十分です。
中岳は時折弱々しく水蒸気を上げる程度でおとなしいものです。
そのとなりには大草原 “草千里ヶ浜” が広がっていました。
烏帽子岳の麓に広がる直径約1キロの大草原。
ここも実は3万年前の火口だというから驚きです!
この季節は殺伐としいますが、緑の時期はもっと綺麗やろうなぁ~。
つぎ来る時は最初にここへ来て、もっとゆっくりしたいと思います。
広大は草原を見ていて、なんだか心が広くなる気がしました!(笑)
本日の宿泊先へ
だいぶ空模様も悪くなってきて、そろそろ雨が降ってきそうです。
急いて宿泊先へ向かいましょう!
普通だと阿蘇周辺で宿をとるんでしょうが、今回は熊本県多良木にホテルを取ってあります。
そのホテルの名は “ブルートレインたらぎ”
面白いホテルで、九州で泊まるんだったら一回は絶対泊まりたいホテルです!
(阿蘇からはちょ~っと遠いですが・・・どうしても泊まりたかった!)
2009年3月で廃止となった寝台特急はやぶさ号の車両を使う簡易宿泊施設です。
普通のホテルの様な高いサービスはありません(素泊まり)。
しかし懐かしの寝台車両に宿泊できると言う貴重な体験が出来ます!
周りにはコンビニや飲食店、居酒屋もあります。
お風呂はすぐ目の前の『えびすの湯』という銭湯を利用できるので、簡易宿泊施設と言っても困る事はないでしょう。
(宿泊すると入浴無料券がもらえる)
鉄道好きにはどんな高級ホテルより泊まる価値のあるホテルなんですよね~^^
私も大好き!(笑)
スタッフの方もみんな親切な方ばかりなので、
ブルートレインをはじめとする鉄道ファンの方や、宿泊費をお安くおさえたい方におすすめな簡易宿泊施設です!
近くまで来られた方は 一度泊まってみるのも面白いかもしれませんよ^^
本日泊まる個室寝台は一階のお部屋。
一晩だけですが、懐かしい寝台列車での夜を楽しみました!^^
ブルートレインたらぎに関しては 以前詳しい記事を書いてますので、
興味がある方は 下記リンク先の記事をご覧ください。
最後に
今回は急に思い立った阿蘇ツーリングでしたが、
めちゃくちゃ楽しかったです!
初めてバイクで阿蘇を走ってみて、何回も来る人の気持ちが凄く良く分かりました。
“野焼きの季節” と言う普段とはまた違った姿の阿蘇でしたが、魅了されるには十分です。
絶対また来たいと思います!
次は緑の季節に来たいなぁ~^^
今回は以上です。
最後まで読んで頂きまして、有難うございました。