豊後森機関庫の絶対的な存在感!大分ツーリング時は絶対立ち寄りたいおすすめスポット
どうも!職人ライダーのヒロです。
鉄道好きなライダーとして、九州大分ツーリングの際ここを外す事は絶対に出来ない!
今回は大分県玖珠郡玖珠町にある
“豊後森機関庫”へ行って来ました!
旧国鉄 久大本線 豊後森機関区の車庫として、戦時中の厳しい時期をも絶え凌ぎ、
当時はとても重要で重宝された機関庫でした。
機関庫は JR豊後森駅から南東に顕在。
絶対的な存在感を醸し出し、訪れる者を惹きつけるには十分過ぎる魅力があります!
目次
豊後森機関庫とは?
九州横断道として重要な路線である“久大本線”
それが全線開業したと同時に、蒸気機関車の車庫として開業したのが
“豊後森機関庫”です。
最盛期には計25両の蒸気機関車が所属するマンモス機関庫でした。
蒸気機関車の車庫として独特な形状である扇形機関庫には、12両の蒸気機関車が収容できる様になっていて、
その中央には機関車の向きを変える為の“転車台”が備わっています。
扇形機関庫/転車台は共に、平成21年2月6日
経済産業省認定 “近代化産業遺産”に認定されています。
戦時中の厳しい時期にも耐え、力強く走り続けてきた蒸気機関車も時代と共にディーゼル化へと進み、
消えゆく蒸気機関車と共に昭和46年にその役目を終えました。
今では綺麗に芝生も敷き詰められ“豊後森機関庫公園”として第二の余生を送っているといった感じです。
鉄道の歴史を後世に伝えるためにも、鉄道遺産として とても重要なスポットです。
絶対的な存在感を醸し出す 豊後森機関庫
県道678号線を走っていると『豊後森機関庫公園』の看板が見えて来るのでそちらへ。
まずは扇形機関庫の前で相棒(バイク)の記念撮影をしたいと思います!
豊後森機関庫はこの先にある踏切を渡った所にあるのですが、
この先に駐車場&駐輪所はありません。
ロータリーになっている所があって いかにも駐車できそうな感じはするが・・・。
ここに駐車して良いものか分からなかったので、玖珠町役場の方へ問い合わせてみたところ。
「ここは大型バスの降車場として使用するスペースなので、長時間の駐車はご遠慮下さい。」
との事でした。
豊後森機関庫には駐車場がないため
- 豊後森駅 横の“町営豊後森駅駐車場”が利用可能。(最初の2時間まで無料)
- 又は“メルサンホールの駐車場”も利用出来ます。(場合によっては駐車出来ない事も)
では記念撮影を!
踏切から先は“車両の乗り入れ禁止”なので バイクはエンジンを止めて押して入らないといけません。
荷物も沢山積んでいるので、降りて押すと結構重い(汗)
そんなマメな事までしてバイクを所定の位置へ!
そして十数枚写した内、気に入ったワンショットがこれ▼
扇形機関庫の前でバイクの写真を撮れば、良い記念になる事間違いなしですよね!
ここでバイクの写真を撮るのが最近の夢でした(笑)
なのでめっちゃ嬉しい~!(自己満足w)
ひとしきり写真を撮り終えた後 機関庫に見入ってしまいました。
実物は写真で見るのと訳が違います!
ここを通りかかった観光客は機関庫にが目に入ると立ち止まらずにはいられない!
レトロ感たっぷりな機関庫と、静態保存されている蒸気機関車が凄く自然で良い感じ。
何かめちゃくちゃ惹きつけられるものがありました。
何気に 凄い列車が良く通る
時おり久大本線を観光列車である“ゆふいんの森”が走り抜けたり▼
スイーツ列車である“或る列車”も走り抜ける▼
何気に凄い列車が走り抜けて行くので 写真を撮るのが忙しい~w
しかもクルーズトレイン“ななつ星in九州”もここを通るんだとか!
更に!更に! “ななつ星”と“或る列車”が豊後森駅で並んで停車するという、
凄い光景を見る事も出来るらしいんです!(単線なんで並ばないと行き違いが出来ない。)
九州を代表する二つの豪華列車が並ぶんですよ!
これは絶対見たい!
一度は乗ってみたい“ななつ星”(まぁ~無理だろうけど・・・w)
でも一目だけでも見てみたい!
実は「明日の夕方にななつ星が来るよ~」ってミュージアムの方に教えて頂いたんですけど、
その日は残念ながら別の場所(遠く)へ行っているので無理・・・。
なので今回は諦める事にしました。
まぁ~そんな超凄い列車をまじかで見る事が出来るのも豊後森の凄いとこ!
鉄道の好きな人にはたまらないスポットである事は間違いありません!(私も興奮しっぱなしw)
9600型 蒸気機関車(静態保存)
機関庫や転車台は当然貴重なもので、目に入ると興味惹かれる事は勿論なのですが、
その中でも一際目立っていたのが静態保存されている蒸気機関車。
“9600型 (通称キュウロク)”
「えっ! この機関車ホントに静態保存?」って思える程ピッカピカ!
めっちゃ黒光りしていましたw
屋根がある訳でもないので、まともに雨風を受けているはず。
その事を考えるとこんなにピカピカなのは凄い事です!
それもそのはず。
この町には“蒸気機関車まもり隊”というボランティア団体の方々がいて、
定期的に掃除やメンテナンスを行っているんだとか!
鉄の塊である蒸気機関車を保存し続けるにはとても大切な事です。
この蒸気機関車の経歴は改めてここに掲載はしませんが、
解体寸前だったのにここへ引き取られ、これだけ大切にしてもらっている。
ただ言える事は、この蒸気機関車は「めちゃくちゃ幸せ者やなぁ~」って^^
扇形機関庫&転車台
蒸気機関車だけでなく、転車台や扇形機関庫もきちんと整備されていて状態はかなり良好です。
丁度この時 作業員の方々が転車台のメンテナンスをされている所でした。
“玖珠町のシンボル”といっても過言ではない豊後森機関庫を
「町のみんなで守っていこう!」
そんな心意気の様なものを感じました。
機関庫の中まで入る事はできませんが、周りから見ているだけでも雰囲気満点!
窓ガラスも沢山割れているし、稼働を停止させてからは廃墟となっていたので 中はガランとしていました。
戦争の爪あと残る 機関庫外壁
今度は機関庫の裏手へ回って来ました。
ちょうど機関庫の中央辺りから外壁を見上げると、
戦争時代に米軍の機銃掃射で受けたキズが今でも生々しく残っているのです。
痛ましい話ですが、その時3人の従業員の方も亡くなられてしまったんだとか。
ミュージアムへ行くと、その時の砲弾? 恐らくそうであろうと言われる砲弾が展示されています▼
戦争の悲惨さを後世へ伝えていくためにも、この壁はここに残しておく必要があると思います。
豊後森機関庫へ来た時は絶対見た方が良いですね!
次はもっと豊後森機関庫の歴史を知るため、
敷地内にある“豊後森機関庫ミュージアム”へ行ってきました。
豊後森機関庫ミュージアムで機関庫の歴史に触れる
機関庫とは反対側にあるこじんまりした建物。
こちらがミュージアム建屋です▼
デザイン的にもJR九州の鉄道車両を連想させるカラーリングに、
館内は木のぬくもりを感じさせる温かなデザインでした。
豊後森機関庫の歴史をはじめ、静態保存されている蒸気機関車“9600形”の経歴を記された掲示物。
当時使われていたであろう貴重な品々が展示されていました。
しかも写真撮影OK! という事なのでバシバシと写真撮影させて頂きました^^
こじんまりとした館内なので管理人さんとの距離が近く、
疑問を感じた事は直ぐ質問する事が出来るので機関庫の歴史が良く分かる!
豪華列車が通りかかると「スイーツ列車が来ましたよ~」と教えてくれたり、
ななつ星がいつ来るのかも教えてくれました。
こじんまりとしたミュージアムですが、貴重な情報を色々教えてくれるし質問もしやすいのが良い!
入って来る情報は結構多いかも!^^
- 【営業時間】10:00~16:00
- 【休館日】月曜日(祝日の場合翌日)
- 【入館料】100円(小学生以下無料)
入館料の領収書で特定が受けられる
ちなみに入館料の領収書(下の写真▼)を機関庫周辺にある特定のお店で提示すると!
当日限りですが特典を受ける事が出来ます!(特典内容はお店によって違う)
周辺のお店を利用する予定の方は無くさずに持っておきましょう!
豊後森機関庫に隣接する“玖珠・森のクレヨン”さんでティータイムなんてどうでしょう!
豊後森機関庫を眺めながら食事が出来る他、線路沿いにお店がある事から走り抜ける列車も眺めるという、
鉄ちゃん必見のお店です!(もちろん特典を受けられます!)
豊後森機関庫/ミュージアム 基本情報
- 【住所】大分県玖珠郡玖珠町岩室36-15
- 【営業時間】見学のみ自由
- 【定休日】いつでも見学可能
- 【営業時間】10:00~16:00
- 【休館日】月曜日(祝日の場合翌日)
- 【入館料】100円(小学生以下無料)
- 【玖珠町観光協会】0973-72-1313
- 【玖珠町役場(商工観光振興課)】0973-72-7153
駐車場情報
豊後森機関庫には駐車場がないため町営駐車場が利用可能。
写真がないのでGoogleマップのストリートビュー▼
- 最初の2時間まで無料
- バイクは横にある駐輪所(無料)が利用できるが狭い。
メルサンホール駐車場は赤丸の所にあります。
- メルサンホールでイベントが開催されている場合、ホール利用者が優先されるため駐車できない事もあります。
- イベント等がない時は利用可能。
- バイクも駐輪可能です。
どちらも豊後森機関庫の周辺、県道678号線沿いにあります。
最後に
鉄道好きなライダーなら一度は絶対に訪れたい
“豊後森機関庫”
大分ツーリングの際、お立ち寄りスポットの一つとして加えてみてはいかがでしょう!
今回は以上です。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。