きさげ職人/職人ライダーヒロの楽しいツーリング日記

GTR125aero(シグナスX)の燃料ポンプを交換したので 作業手順をまとめてみた!

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燃料ポンプ交換記事アイキャッチ画像
 
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きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
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どうも!職人ライダーのヒロです。

 

台湾YAMAHA GTR125aero の燃料ポンプが久しぶりに壊れました。

当然エンジンもかからない!

「またか!」って感じ。(今回で2回目)

 

2010年前後から YAMAHAのインジェクションモデルに多く発生した、

燃料ポンプ不具合問題の再発です。

症状として

普通だと、メインキーを回したら燃料ポンプの動作音が聞こえてエンジンも始動する。(これが普通)

だけど 走行して熱くなってからエンジンを切り、すぐにメインキー回すと 燃料ポンプの動作音が聞こえない。(エンジンも始動しない)

冷えるとまた動く様になる。

重症化すると、走行中 ガス欠に似た様な症状になり“エンストする”といった最悪のケースになる。

当然リコールとかも出てたんですが、

国内仕様は問題なくリコール対象なのに対し、逆車は自己責任という 何ともスッキリしない対応。

中には逆車でも対応してくれるお店もある様ですが、ほぼ自己責任!(このバイクを買ったお店は対応すると言ってくれた)

 

前回症状が出たのは購入してから3年後の事。

そして更に6年後の今年(2019年)に2回目の発症を迎えました。

またもや燃料ポンプを交換しないといけないという事です。

 

3年、6年・・・結構もってる方です。

人によっては2,000㌔走行して発症した人もいる。

 

高架走ってる時に突然エンスト!

想像するだけでも めっちゃ怖い(汗)

症状が悪化する前にとっとと交換する事にしました!

 

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カメレオンファクトリー製 強化燃料ポンプ を使ってみる

今回は前から気になっていた

“カメレオンファクトリー製の強化燃料ポンプ”を使ってみようと思います!

元々はチューニングによって、高回転にまで回る様になったエンジンの

燃料不足対策として使うポンプなんだけど、

ノーマルエンジン車にも問題なく取り付ける事ができる。

 

強化燃料ポンプだから燃料の排出量がノーマルより多いわけです。

それじゃぁノーマルエンジン車に取り付けると燃費が悪くなるのでは?

と思われるかもしれませんが、そう訳ではありません。

 

使われなかった燃料はまたタンクに戻されるだけ!

ノーマルエンジン車に取り付けても、可もなく不可もなくといった感じで

問題なく使える燃料ポンプなんです。

 

耐久性に関しては以前Facebook友達の方が「かなり優秀な燃料ポンプです!」と言っていたし、

YAMAHAの燃料ポンプは心配要素が多いだけに ちょっと心配・・・。

「かなり優秀な燃料ポンプ」らしいので ちょっと期待持てそう!

 

燃料ポンプ交換について 注意事項を箇条書きにしてみた

  • 燃料ポンプを交換するので、ガソリンは出来るだけ少ない状態にしておく。
  • ガソリンに触れるので火気厳禁。
  • 静電気の起きやすい服装/季節は避けた方が良い。

 

シグナスXやGTRaeroのガソリン給油口って、けっこう高い位置にあるんですよね。

なので満タンの状態で行うと、燃料ポンプを外した瞬間 ガソリンが溢れ出してきます!

それ以外でもガソリンって引火性強くて危ないので、出来るだけ少ない状態で作業をする方が安全!

 

とうぜん火気厳禁!

静電気を起こしやすい服装でやらない事はもちろんのこと。

静電気の起きやすい時期(冬とか)も避けた方が良いかもしれませんね。

安全第一!

 

まずはカウルを外す(GTRaero編)

では早速作業を始めていきましょう!

まずはカウル類を外さない交換が出来ないので、必要な部分を全て外していきます。

 

カウルの脱着はボルトを外す他に、はめ込んだりしている所が多々あるので、

ゆすったりして様子を伺いながら慎重に外していきましょう。

(※力任せに外すと カウルのツメが折れたりするので注意!)

 

ート&メットインBOXを外す

まずはシート下のメットインBOXを開けて4本のボルトを外す。

そのままシートごと持ち上げると簡単に外れます。

シート&メットインboxを外す写真

 

ート下カバーを外す

スクリューネジ(中央に2本/両サイドの2本)を外して揺さぶりながら外す。

シート下 足元手前のカウルを外す写真

 

ィングを外す

4本のボルトを緩めるだけで簡単に外れます。

ウィングを外す写真

 

イドモール を外す(両サイド)

サイドのスクリューネジを2本、

前に足を置く所(インナーレッグシールド)側からも2本外す。(共に両サイド)

サイドモールのスクリューネジを外す写真

 

スクリューネジを外したら下の写真の通り、番号順に作業を進めて行きましょう。

サイドモールを外すコツの写真

① フロントカウルのサイドを少し浮かせる。

② サイドモールの前側も少し浮かせる。

③ そのままサイドモールを前側へスライドさせて外す。

※両サイド共に行う。

 

ンダーカウルの後ろ側をフリーな状態にする

アンダーカウルを外す写真

① サイドのボルトを1本外す。

② 揺さぶりながらアンダーカウルをめくる。

完全に外してしまう必要はありません。

アンダーカウルの後ろ側を「ぶら~ん」とさせておくだけで良いです。

※両サイド共に行う。

 

を置く所のカウル(フロアボード)を外す

メインの4本のボルトを外し、ボディカバーと連結している2本のスクリューネジも外す。

フロアボードを外す写真

 

フロアボードを外す写真(2)

① ボディカバーと連結しているスクリューネジも外す。(両サイド2本ずつ)

② ボディカバー後ろ側と泥除けを連結しているスクリューネジとボルトを外す。(両サイド2本ずつ)

 

ここまで来るとボディカバーが動く状態になるので、ボディカバーの前側を少し持ち上げる。

するとフロアボードを固定している最後のボルトが姿を現すので外す。(両サイド)

フロアボードを外す写真(3)

 

ボディカバーに干渉させてキズを付けない様にフロアボードを撤去していく。

(前側にはめ込んでいる所があるので、ゆすったり引っ張ったりして外す。)

フロアボードを外した写真

 

注意!

フロアボード外す時、ボディカバーと干渉してキズを付けてしまう可能性が非常に高いです!

フロアボードを外す前に、ボディカバーの前側を養生テープ等で保護する事をオススメします。

ボディカバーを養生テープで保護した方が良いという写真

私は保護して無かったのでキズを付けてしまいました(涙)

これで燃料ポンプを交換できる状態になりました!

 

燃料ポンプを交換する

ではいよいよ燃料ポンプを外して行きましょう。

注意!

この先ガソリンに触れる作業になるので、

火気厳禁!

 

シグナスXの場合、燃料ポンプの上部にフレームが負いかぶさっているので、

固定ボルトを外して燃料タンクをずらす必要があります。

だけどGTRaeroの場合、元々フレームから燃料ポンプが逃げているのでそのまま作業ができる。

ちょっとだけラッキーですね^^

燃料ポンプに追いかぶさるフレームの写真

 

まずは電源ケーブルとガソリンケーブルを外しましょう。

ケーブルを外す写真

 

人差し指で電源ケーブルをロックしているツメを外して、そのまま上へ引き抜く。

電源ケーブルを外す写真

 

ガソリンケーブルをロックしている白い部品を先に外し、

続いてガソリンケーブルを引き抜く。

ガソリンケーブルを抜き取る写真

①白い部品のツメを外し、そのまま上へ引き抜く。

②指でツメを外し、そのまま上へ引き抜く。

 

6本の固定ボルトを外し 燃料ポンプASSYアッシーを抜き取る。

燃料ポンプを抜き取る写真

ちなみになんですが、この ASSYアッシーというのは、

単体部品だけではなく、幾つも部品が組み合わさったユニットを示す言葉なんだそうです。

(参考元:ウィキペディア ASSY )

気になったので調べてみました^^

 

燃料ポンプASSY を外した後、タンク側の取付面周辺は 恐らく汚れていると思います。

タンク内にゴミを落とさない様 注意しながら掃除したのち、ウエスや鉄板などで保護しておきましょう。

燃料タンクを保護する写真

 

ラジオペンチ等を使用して、燃料ポンプ本体に繋がっている2本のケーブルを外す。

ケーブルを外す写真

なかなか外しにくい(汗)

 

燃料ポンプASSY 下側の3本のツメを外して燃料ポンプ本体を抜き取る。

ポンプ本体を取り出す写真

ツメを折らない様に注意!(折ったら燃料ポンプASSY自体交換になるので2万円近くかかる!)

ちなみにこんな感じ ⇩

高額なので気を付けましょう!

 

燃料ポンプ本体を抜き取った時、中に“Oリング”が入っているので忘れずに取り出す事!

Oリング(アップ)の写真

 

マイナスドライバー等でこじながらポンプを固定しているクリップを外す。

クリップを外す写真

すぐに変形するし、耐久性を考えると出来れば交換したい!

だけど部品が無いので今回は再使用します。

注意!
  • 再使用する場合、小さい部品なのでなくさない様に注意!
  • 外す時変形したら、平らな所(鉄板の上が好ましい)に置いてハンマーで叩いて復元する。

 

これで不具合のある燃料ポンプの摘出は完了!

ここからは逆の手順で新しい燃料ポンプを組み込んでいく訳なんですが、

外す時に付いていた“Oリング”を忘れない様に注意!

Oリングを忘れずに!という写真

とりあえず燃料ポンプ本体を固定していた“クリップ”を取り付けるのは一番最後にして、

燃料ポンプASSYを復元しましょう!

 

とりあえず復元した燃料ポンプASSY ⇩

復元した燃料ポンプの写真

 

そして ここからが今回の作業で一番大変な工程。

クリップの打ち込み作業です!

クリップの写真

マイナスドライバーを使用して 打ち込んでいく訳なんだけど、

片方打ち込むと片方が外れる。

何度やってもそうなるので、なかなか打ち込めるものではないんです!

(ハッキリ言ってめっちゃ苦労した^^;)

 

一人で行うのは無理と判断。

今回は私の奥さんを助っ人に呼んで、二人作業で行う事にしました。

クリップ打ち込み方法

①.まず一人がマイナスドライバーを二つ用意し、クリップの両端に当てる ⇩

クリップを打ち込む写真

②.そしてもう一人が 少しずつ交互にマイナスドライバーの端をハンマーで叩いていく。

③.クリップに当てる場所を変えて同じ事を繰り返す。(徐々に入っていく)

④.最後にガタツキ無く入ったかどうか確認して完了 ⇩

クリップが入ったか確認する写真

入ってくれた時はスッとしたw

 

後でこんな方法も思いついた ⇩

有効と思われるクリップ打ち込み方法
  • クリップの外形と同じサイズの金属製パイプを使用して打ち込む。
  • キャップボルトの頭部分を使ったら打ち込めるかもしれない ⇩

キャップボルトの写真

真ん中に六角レンチを差し込むための穴が開いてる事と、

外形がクリップと合えば使える可能性があるかも。

 

この方法だと一人でも作業できるかもしれません。

まだ試してないので出来るかどうかは不明ですが、一応 提案として載せておきました^^

 

ここまで終わったら、タンクに燃料ポンプASSYを取り付けて6本のボルトを締める。

下の写真の順番で 徐々に締めていくこと。(一気に締め付けない!)

最終的に“締め付けトルク:4Nm”で本締めする。(参照元:サービスマニュアル)

締めこむ順番の写真

 

電源ケーブル/ガソリンケーブルを元に戻してエンジン始動!

最終チェックの写真

最初はかかりにくい&すぐエンストするかもしれないが、数回繰り返すと安定してくる。

最終確認として、ガソリン漏れが無いことを必ず確認する。(カウルを戻す前に確認する事!)

 

後はカウルを戻して試運転!

結果問題なしでした^^

耐久性に関しては今後じっくり観察していきます。

 

最後に

山間部でのGTRaeroの写真

純正燃料ポンプは色々と不具合があり、今回で2回目の交換となってしまいました。

今回試してみた“カメファクの強化燃料ポンプ”は、

本来はチューニングによって、高回転仕様になったエンジンに対する燃料不足対策として使用される強化燃料ポンプです。(燃料排出量がノーマルポンプに比べて多い)

 

燃料排出量が多いからと言って 燃費が悪くなる訳ではなく、

使われなかった燃料はまたタンクに戻されるだけ!

ノーマルエンジン車にも全然使用できます。

 

実際取り付けてから1週間通勤に使った結果 ⇩

リッター:約28.5㌔

いつもこれ位なので、燃費が悪くなったという事は無いようです。

耐久性に関しては今後じっくり観察して、結果が出たらこのページでも掲載しますね!

(2019/06/01現在)

 

今回は以上です。

この記事が何かのお役に立てれば幸いです。

注意!
このページに書かれてある事を参考にして作業を行う場合。

必ず自己責任でお願いします。

万が一事故が起こった場合でも、当方では責任を負えませんのでご注意下さい。

この記事を書いている人 - WRITER -
きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
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Comment

  1. POLA より:

    はじめまして。
    私もGTR125aeroに乗っています。
    中古で購入した車両ですがまだ燃料ポンプの故障は体験していません。
    故障した際にはヒロさんの記事を参考にさせていただきますね。

    ちなみに私も黒のセンターアップマフラーのホンダ車に乗っています。
    VFRですけど(^_^;)

    車も昔はR32に乗っていました。

    車両を選ぶ際に重視するポイントが似ているかもしれませんね。

    • ヒロ より:

      ホントだ!

      GTR125aeroに乗っているだけでも少数派なのに、それ以外にも付合する事が多いとは!
      何だか親近感わきますね^^

      Z32とR32も同じ時代の車だしw

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