職人ライダーヒロの 楽しいツーリング日記!

原付二種 GTR125 aero のリアフェンダーを外して 他社製バイクの泥除けを加工して付けてみた!

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25.GTR125aeroの後部の写真
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工作機械製造において キサゲ加工 という超重要な手仕上げ加工を施す職人である一方。相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するブログライター。
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どうも!職人ライダーのヒロです。

 

前回の記事でリアフェンダーを外した事によって起きる問題。

「タイヤから跳ね上がる泥でリア周りが汚れる」の対策をしました。

20.加工リアフェンダー完成写真

この対策でリア下回りに、泥が飛び散る問題を解消出来たと思います。

※前回の記事を読んでない方は、先にそちらをご覧になる事をおすすめします。

 

リア下回りだけなら前回までの対策だけで十分でした。

 

しかし泥の飛び散りは想像以上のものだったのです!

 

ある雨の日にバイクで走行してみてそれは分かりました。

19.泥除けが無い事で汚れるカウルの写真

上の写真を見てもらえれば分かる様に、跳ね上がる泥でカウルがドロドロ。

雨天走行時、速度が上がれば上がるほど当然跳ね上げは凄い事になってきます。

 

「それくらい洗えばいいよ!」って方は良いのですが、

自分的これはちょっと・・・。

 

という事で今回の記事では、カウルまで跳ね上がる泥の対策方法を考えてみたいと思います!

 

検証実験!対策方法を考える

リア周りに付いている泥の状態を見ていると、跳ね上がる泥の規模がかなり凄い事が分かります。

 

リアには『GIVI製のリアBOX』を取り付けてあるのです。

丁度これが泥除け代わりになっている事が分かりました。

01.泥除け代わりになっているGIVIリアBOXの写真

これがなければ自分の背中までドロドロ!

跳ね上げの威力を思い知りました。

 

では何処を対策すれば良いのか見ていくと、2ヶ所ほど気になる所を発見しました。

 

【1番目の問題】ナンバープレート裏に隙間がある

02.泥が跳ね上がる隙間の写真

まず一つ目はこの隙間。

ナンバープレートの裏側に隙間が空いている事が分かります。

ここから泥が跳ね上げられる可能性があります。

 

【2番目の問題】ナンバープレート下に泥除けが無い

03.泥除けが無いという写真

『GTR125aero』は元々リアタイヤ上面全体を覆いつくす『リアフェンダー』が付いていました。(それが気になるので撤去したわけです)

 

そのため、他のスクーターの様にナンバープレートから下に伸びる泥除けがありません。

これでは泥が飛び散るのも無理はありませんね。

 

実際に水溜まりを走行して泥の跳ね上げ具合を検証

04.水溜まりの写真

実際に水溜まりを走行して検証してみる事にしました。

 

ナンバープレート下に泥除けが無い事で、泥が跳ね上がる事はもう分かっています。

なので今回の検証では「【1番目の問題】ナンバープレート裏の隙間から泥が跳ね上げられるのか?」

に焦点を絞って行う事にしましょう。

 

とりあえず隙間を『養生用テープ』でふさいで走行します。

05.養生用テープで隙間をふさいだ写真

これで水溜まりを走行した時どんな感じになるのか?

何回も走行実験を繰り返してみました。

 

検証結果

おおっ!やっぱり!

06.汚れてないという写真

数回水溜まりにダイブしたにも関わらず、上写真の『赤丸』部分にはほぼ水滴が付いていません。

この事から、ナンバープレート裏の隙間をふさぐ必要がある事が判明しました!

07.水滴が付いたリアBOXの写真

当然ナンバープレート下から跳ね上げられる水滴が『リアBOX』についている。

 

対策箇所

今回の検証から以下の2点を対策する事にしました!

  • ナンバープレート裏の隙間をふさぐ
  • ナンバープレート下に泥除けを設置する

 

ナンバープレート裏の隙間をふさぐ

対策するにしても、あんまりお金をかけたくない。

しかし対策に使用する材料として、加工がやりやすく水に強い樹脂(プラスチック)が望ましい。

 

そこで今回材料として選んだのがこれ!

08.ねんど板の写真

100均で売っている『ねんど板』!

 

100均ショップ『キャンドゥ』で購入しました。

大きさも375㎜×300㎜とあって大きめ。

厚みは1㎜ほどです。

素材も樹脂なのでバッチリですね!

 

加工する

取り付ける場所に合わせながら少しずつ加工していきます。

厚みが約1㎜くらいなのでハサミで十分加工できました。

09.樹脂板を加工する写真

 

そして出来上がったのが下の物。

10.隙間ふさぎ様の部品の写真

「さぁ~取り付けよう!」っと言いたいところですが、

これは最後に取り付けた方が作業性が良いので、取り付けは後にします。

 

他社製バイクの泥除けを加工して移植する

03.泥除けが無いという写真

さぁ~これをどうするか?

 

数あるスクーターの中、『GTR125aero』の外観を崩さず、泥除けとしての機能も果たす物は無いか?

 

色々探してみた結果。

『ホンダ PCX125』の泥除けにたどり着きました!

11.PCX125の泥除けの写真

新品はさすがに買えないので『ヤフオク』で中古部品を検索。

『PCX125』自体まだまだ新しいバイクだし、上の写真の様に『ウィンカー一体型』

 

そのため『ヤフオク』でも3,000円前後からスタートの物が多く、なかなか安いのがありませんでした。

 

そんな中、906円から開始の物を発見!

直ぐ様入札しました。

そして906円のまま落札できたのです!

 

まずは大雑把に切断する

もちろんそのままでは取り付けできません。

取り付け出来る様に加工しましょう!

 

必要になのは『赤線』から下の部分。

12.使用する部分の写真

 

まずは作業性を良くするため、大雑把にカットして必要な部分といらない部分に分けます。

13.大雑把に切断する写真

前回同様『金ノコ』を使用しましょう。

樹脂素材なので簡単に加工できます。

 

泥除け裏面の不要な出っ張りをカットしていく

カットしたら泥除け裏面にある出っ張りを切除していきます。

14.切除する箇所の写真

この面はバイク側と『合わせ面』になるので、不要な出っ張りは切除して平面にしておく必要があります。

 

『金ノコ』で加工したり『ラジオペンチ』で引きちぎったり。

15.出っ張りを金ノコで加工する写真

とにかく出っ張りが取れれば良い。

外観から見える所でもないので、綺麗にこだわる必要もありません。

 

最後は『ヤスリ』で仕上げる。

16.ヤスリで仕上げる写真

 

完了!

17.出っ張りを切除した写真

 

合わしながら少しずつ当たる所を加工していく

バイクに取り付ける所と合わしながら、当たる所を加工していきます。

18.合わしているところの写真

一気に加工せず、少しずつ合わしながら加工していきましょう。

時間はかかっても少しずつ行うことが、失敗をさける事に繋がります。

失敗したら終了ですからね(笑)

 

同様に『金ノコ』で加工し『ヤスリ』で仕上げます。

 

取り付け穴を開ける

最後の工程はバイクに取り付ける為の穴を開ける事です。

19.穴を開ける写真

これで加工完了!

 

取り付けてみた!

取り付けは、ナンバープレートのブラケットと共締にて取り付けます。

20.取り付けた写真

 

角度やスタイルを崩す事なく、自然な感じで取り付けできました。

21.取り付けた写真2

 

ナンバープレート裏の隙間もご覧の通り!

対策部品でバッチリです。

22.取り付けた写真3

なかなか良い感じですね~!^^

 

泥除けとして ちゃんと機能するのか検証してみる

見た目は良くなっても、泥除けとしてちゃんとの機能するのか?

雨の日に検証してみる事にしました。

04.水溜まりの写真

何回も何回も水溜まりの上を勢いよく走り抜け、しばらく走ってからガレージに戻って確認!

 

おおっ!めっちゃ良い感じではないですか!

23.検証後の写真

上の写真は検証後の写真です。

全然泥の飛び散りが無い事が分かると思います。

 

『リアBOX』への飛び散りもありません。

24.検証後の写真

これにて『PCX125用 泥除け移植手術』は成功といたします。

 

最後に

25.GTR125aeroの後部の写真

  • ナンバープレート裏の隙間をふさぐ
  • 他社製バイクの泥除けを移植する

この二つの対策で、

雨天走行時タイヤから跳ね上げる泥水を抑える事ができました。

これでバイクが汚れるのを防ぐ事ができます。^^

 

機能的にもスタイル的も問題無し!

 

最後は警察が原付一種と二種を区別するためのステッカー

原付二種ステッカー を貼っておいた方が良いでしょう

26.原付二種ステッカーの写真

走行スピードや二段階右折など、誤って止められる率が少なくなります。

△マーク貼ると原付二種って感じがしますね^^

 

今回はこれで終了です。

この記事が何かのお役に立てれば幸いです。

注意!
このページに書かれてある事を参考にして作業を行う場合。

必ず自己責任でお願いします。

万が一事故が起こった場合でも、当方では責任を負えませんのでご注意下さい。

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