小樽駅 4番線『裕次郎ホーム』!!この駅で感じた違和感とは?
フェリーを降りてから、一緒に乗船していた6台のバイクとは違う方向にハンドルを切った。
少し離れた所から、ほぼ一日お世話になった新日本海フェリー『あかしあ』の写真を撮る。
少し名残惜しさを感じつつも、明日から始まる北海道ツーリングに胸を膨らましていました。
「今日はホテルにチェックインして、早く寝よう!」
そう思いながら、予約しておいたホテルに向けてバイクを走らせた。
夜の闇にひっそり佇むJR小樽駅
小樽と言えば、歴史的な建造物、ガラス細工、小樽運河など、
数えれば沢山の面白い事が詰まった観光地です!
ホテルに着いた時には、もう21時を回っていました。
これからどこかへ行くにしても、時間が遅い。
ホテルから出て、直ぐ目に飛び込んできたのがJR小樽駅です。
実はこの駅舎、『登録有形文化財』に指定されている貴重な建物です!
古き良き伝統を受け継がれているその駅校舎
一目で魅了されました!
「今日は遅いし、まずJR小樽駅へ行こう!」
ジャケットとオーバーパンツを脱ぎ、普段着に着替え、
JR小樽駅へと向かいました。
むかい鐘
小樽駅正面入口に着くと、まず出迎えてくれたのが、
この『むかい鐘』です。
この鐘は、明治から1965年頃まで、列車の到着予報として使われていました。
列車が到着する十数分前に、上り列車には2打。下り列車には3打鳴らし、
列車の到着を人々に知られていたという事です。
実際に垂れ下がっている白いヒモを握って鳴らしてみました。
かなり大きい音が、もう夜の22時を回った小樽駅に響き渡ったので、
結構ビビりました(汗)
あせって、鐘を触って止めようとしたのですが、結構分厚い鐘なので中々鳴りやみません。
知らん顔してそのまま駅舎の中へ・・・
170円の入場券を買って、改札の奥へ入りましょう!
各柱に灯されているランプ
小樽駅のホームの屋根の柱には、ランプが灯されています。
他の駅にはない風格がうかがえます。
駅舎には333個ものランプが灯されています。
ガラスの町でもある小樽を、駅正面からも感じる事が出来ます!
4番線『裕次郎ホーム』
改札口を抜け近くの階段を上がると、4番線ホームがある。
階段を登り切って反対側へ行くと、古びた昔風の駅名標が掛けられている。
その先に目をやると、見覚えのある人物の等身大パネルが・・・!
日本を代表する大スター!
石原裕次郎さんだ!
石原裕次郎さんは、幼少期、この小樽で過ごしました。
この4番線ホームは、テレビ番組の収録で、
石原裕次郎さんがこの場所に降り立ったと言う、有名なホームです。
1978年5月15日の事です。
この場所に石原裕次郎さんが立っていました。
2000年には上の写真の様に、等身大パネルが設置されて、今は記念撮影スポットになっています!
そして、その3年後の2003年には、この小樽駅が開業100周年を迎えました。
それを記念して、この4番線ホームを正式に『裕次郎ホーム』と命名したという事です!
こうして今でも、石原裕次郎さんご本人が降り立った4番線ホームに、
等身大パネルが設置され、ホームの名前も『裕次郎ホーム』と命名されている事から、
石原裕次郎さんのスーパースターとしての、
貫禄・存在の大きさを凄く感じる事が出来た瞬間でした!
1番線・2番線ホームには『むかい鐘』のミニチュア
続いて、1番線・2番線ホームへ向かいました。
ここにも珍しい物があります。
小樽駅舎正面にあった『むかい鐘』を基準に作成されたミニチュアです。
こちらも鳴らす事が出来ます。
ミニチュアという事で、駅舎正面にあった物より、かわいい音がします。
むかい鐘と対象に設置せれている
小樽駅名標です。
4番線・5番線ホームにも同じ物がありました。
昔の表示なので、文字が逆です。
小樽駅で感じた違和感!?
小樽駅をぐるぐる周っていて、一つ感じた違和感がありました。
上の乗り場案内表示を見て何か違和感を感じませんか?
そう!3番線が無いんです!
でも何で?
- 何か大事後が起こって無くしてしまったのか?
- いわくつきホームでお化けが出るから無くした(笑)
駅を隅から隅まで探してみても、見当たらない!
いったい3番線はどこにあるのか?
気になるので調べてみると、
実は2番線と4番線の間にある、列車の留置線が3番線だという事です!
上の写真の、2番線と4番線の間の、列車が止まっている所が3番線です。
なので、乗客が乗り降りするホームは無いです。
それで乗り場案内表示には無かったんですね~
納得しました。
最後に
今日は時間が遅かったので、小樽駅だけ訪れました。
初めて訪れた小樽駅!
それだけでもかなり楽しめました。
鉄道が好きなので、列車を見ているだけでも楽しいし、
小樽駅と石原裕次郎さんとの関係も知る事が出来ました。
時刻は23時を回っています。
夜遅く、しかも薄着で来たので、身体がすっかり冷えてしまいました。
結構寒かったです(涙)
風邪をひくと明日からのツーリングに差し支えるので、
この辺でホテルへ戻りました。