原付二種で行く GW 小豆島ツーリング!「二十四の瞳」発祥の地を回って来た!
どうも!職人ライダーのヒロです。
2018年のゴールデンウィークは、久しぶりに原付チャリでロンツーしてきました!
行き先に選んだのは瀬戸内で淡路島に続いて二番目に大きい島 “小豆島”!
原付二種で回るには丁度よい大きさの島です^^
私事ですが、小豆島に渡るのは今回で5回目。
初めて渡ったのは今から25年前、私が17歳(高校2年)の時になります。
当時高校生だった私は、部活で “日本拳法部” に所属しており、高校2年からの夏合宿の地は “小豆島” でした。
部活の上下関係・練習は厳しく、辛くキツイ思い出しか有りませんでしたが、
今となっては「そんな事もあったなぁ~」くらいな感じで良い思い出になっています。
高校を卒業して数年後、懐かしい気持ちが湧いてきて二度小豆島を訪れました。
そして今回で5度目の上陸になります!
小豆島を記事にするのは今回が初めてなので、
まずは小豆島が発祥である “二十四の瞳” に関する所を中心に回ってみたいと思います!
二十四の瞳の舞台となった “岬の分教場” や、撮影に使われていたセットが残っている “二十四の瞳映画村” もあります。
どちらも昭和初期の雰囲気を味わえる貴重な所です!
それでは “小豆島” へ向けて出発しましょう!
目次
本州から小豆島までの最短ルート「日生」からフェリーで小豆島入り
大阪から小豆島へ渡るには当然フェリーに乗船しなければなりません。
- 一番近いのは神戸港から出ている “小豆島ジャンボフェリー”
- 次に姫路港から “小豆島フェリー”
上記2社のフェリーが大阪から一番近いルートです。
しかし今回選んだのはその更に向こうの岡山県。
- 岡山県の日生港から出ている “瀬戸内観光汽船”
本州~小豆島までの最短ルートなため、他の2社より料金が安い。
それに60分で小豆島まで行けます(大阪から日生まで結構遠いですが・・・)。
何よりもこのルートを選んだ一番の理由は、
高校時代の合宿時、このフェリーで小豆島(大部港)まで渡っていたからです。
懐かしい気分に浸りたいという個人的な理由からでした(笑)
※GW(ゴールデンウイーク)は繁忙期なため、どのフェリーも事前予約なしだと乗れない事があります。
大阪から日生港まで5時間半もかかった
午前中に小豆島まで渡りたかったので、日生港発10:05のフェリーを目標に走る事にしました。
なので出発はめちゃくちゃ早い午前4時です!
3時半起きだったので、何となく頭がフラフラする・・・^^;
そんな感じでボチボチ走りながら明石大橋が良く見える公園(アジュール舞子)までやってきました。
出発時は真っ暗だったけど、この頃にはすっかり夜も明けて超良い天気!
今日は絶好にツーリング日和になりそう~^^
約5時間半かかって岡山県の日生港までやってきました!
日生港に到着したのは、予定していたフェリー出港の20分前でした。
めっちゃ丁度良い時間!間に合って良かった~^^
それにしても、5時間半も原付に乗っていると流石に尻が痛い・・・。
チケット売り場は、フェリー乗り場から道を挟んで反対側にあります。
早速行って乗船券を購入!
その時「繁忙期なので、事前予約してないと乗れなかもしれません!」って言われてちょっとビビった^^;
実は事前予約してなかったんです!「大丈夫やろう~」って勝手に思って(笑)
でも問題なく乗船する事ができました!(良かったぁ~)
※GWに小豆島へ行く方は、フェリーの事前予約をおすすめします!
バイクもめっちゃ多いなぁ~!
大型~小型まで盛りだくさん。
小豆島って静かなイメージがあるんですけど、今日はなんだか賑やかになりそう~。
さらば本州~!
小豆島 大部港へ上陸
定刻通り約60分で小豆島は大部港に到着!
約9年ぶりの小豆島です!(懐かしい~)
そういえば前回の上陸は2009年の春。
その時はチャリンコで来ました!
大阪~姫路まで自走して、翌朝『姫路港』からのフェリーで小豆島入り。
最後は “寒霞渓(かんかけい)” 超えてこの大部までやってきました。
あの頃は元気やったなぁ~
バイクメインになってからは、めっきりチャリンコも乗らんようになってしまって体力が落ちる一方。
「運動せんなあかん!」とは思ってるんですけどね!(笑)
その前は2005年の夏。
50cc原付ツーリングがメインだった時です!
岡山県まで走って、帰りに立ち寄った小豆島。
高校時代から、実に10年ぶりの上陸でした!
この “大部” こそが高校時代合宿で訪れた地区。
港から宿泊してた民宿や、練習してた体育館もめっちゃ近くです!
私事で申し訳ありませんが、ちょっと寄ってみる事にしました!^^
おぉ~っ!
全然変わってない!
この体育館で全身に大層(たいそう)な防具付けて殴り合ってましたわ~拳法なんで。
当時、水なんか飲ませてもらえなかったから、自分の汗なめてた記憶があります。
その汗も塩味しないんですよね~(ちょっと汚い話ですいません(汗))
体育館前の浜辺からは、ここまで乗船してきたフェリーが本州へ帰って行く姿が見えます。
当時その姿を見て「あれ乗って今すぐ帰りたい!!」って毎日思ってましたw
大通りに戻ってきました~!
大通り(香川県道26号線)沿いに当時宿泊していた民宿があります。
上の写真の民宿が当時宿泊していた “田口屋” さんです!(懐かしいなぁ~)
先輩に気ぃ使いまくったり、どつかれたり・・・
あんまり良い思い出は無いんですけど、やっぱり懐かしい場所の一つです!
んっ!
なんか様子が変やぞ!?
うわ!
廃墟になってる!?
これはビックリです!25年も経ったらここまで変わるかー!?
何回も言いますけど、あんまり良い思い出ないんですよね~合宿の時。
でも今回のツーリングで「部屋空いてたら久しぶりに泊まろかなぁ~」なんて思っていただけにちょっとビックリしました。
懐かし場所が廃墟になってしまったと言う、少々ショッキングな出来事もありましたけど、
気を取り直して『小豆島ツーリング』スタートしたいと思います!
今回のルート
今回の小豆島ツーリングは『大部港』からのスタートです。
- 香川県道26号線で『吉田ダム』へ立ち寄る。
- 県道26号線~国道436号線へ入り、国道沿いにある『さぬき百景 福田海岸』で絶景を眺める。
- 国道436号線~県道28号線~県道249号線で『田ノ浦岬』を目指し『二十四の瞳発祥の地』を訪れる。
- 宿泊先は世界一狭い海峡として、ギネスブックにも認定された『土渕海峡』の近く。
こんな感じで小豆島を回ってきました!
海岸線から見る珍しいダム「吉田ダム」へ立ち寄る
大部から時計回りに『香川県道26号線~国道436号線』を走行。
交通量も少ない上に、海岸線に沿って走れるなんて最高やねぇ~!
ふと山の方を見上げた時、何やら巨大なダムが姿を現しました!
道路沿いにある看板から、それが “吉田ダム” だという事が分かる。
普段あまり目にする事のない巨大建造物、興味津々なんで立ち寄ってみる事にしました。
県道26号線から山岳方面へ向かって約1.3㌔程の山を上る。
するとダムの一番高い所(天端(てんば))に到着しました!
人っ子一人いなくめっちゃ静か!鳥のさえずりだけが辺りに響いていました。(のどかぁ~)
わりと綺麗なダムやし、公園みたいで凄く落ち着く。
近くには巨大な石の玉のモニュメントがありました。
“うるおい” という名称が付いたモニュメントは、何と水の力だけで浮いているんです!
なので手で簡単に回す事ができます。
簡単に回せるんですけど、石玉の重さはなんと1.4トン!
これを水の力だけで浮かせるってホント凄いですよね!
石玉どけたら何処まで水柱上がるんやろう~
天端からは瀬戸内海を見渡せる最高の眺め!
今日は良く晴れていて、寒くもなく暑くもなく最高のロケーションでした。
普通ダムって山奥にある事が多いですよね!
なので天端から海が見えるダムって、めっちゃ珍しいんです。
そういう意味合いでも立ち寄って良かったなぁ~^^
反対側のダム湖も超綺麗~!
下を見下ろすと「ぞっ!」する高さ!(カメラを向けてるのも怖い)
ず~っと見てたら吸い込まれそうな気分になってきました。(写真からは伝わりにくいですが・・・)
それ以外に変わった物と言えば、巨大な女性の石像が建てられていました。
結構巨大な石像で、真下から見上げてたら首が痛くなる。
吉田ダムに来る人を監視している様な、そんな石像でした。
ちょっと訳あって前からはお見せできません^^;
実物をどうぞ!
何気に立ち寄った『吉田ダム』ですけど、見晴らし良いし静かで超綺麗!
立ち寄って良かったなぁ~。
さぬき百景 福田海岸
吉田ダムを後にして、再び県道26号線に戻ってきました。
途中、漁船が停泊している港で記念撮影しながら小豆島を周回する。
波も穏やか!気候も穏やか!しかも海がめっちゃ綺麗!
最高のロケーションの中、走っては撮影、走っては撮影してしまうので中々先へ進めません。
そんな中、何やら石碑が建てられている展望スポットを発見!
気になったので立ち寄ってみる事にしました。
“さぬき百景 福田海岸” と称される海岸は、
1968年に “さぬき景勝地等100選” に選ばれた海岸なんだとか!
そう言われるだけあって、なかなか爽快な景観が広がっていました。
木が生い茂っていてい見えにくいですが、向こうに見える3つのコブみたいな島と細い小道の様な岸壁で繋がっています。
二十四の瞳発祥の地 岬の分教場へ
国道436号線から県道28号線へ入り『田ノ浦岬』の方へ進む。
その先にあるのは、今旅の目的地 “二十四の瞳発祥の地”
再来するのは実に9年ぶりです!
所和のレトロとか結構好きなんで来るたびに絶対立ち寄ってしまうんですよね~。
『二十四の瞳』の舞台にもなった岬の分教場は、明治~昭和にかけて受け継がれている木造校舎。
実に100年以上の歴史ある瓦葺平屋建築です。
歴史的にも凄く貴重な校舎ですよね!
その歴史ある校舎に入って、小学生の頃の気分に浸りたいと思います(笑)
岬の海岸線を軽快に走って二十四の瞳発祥の地を目指す。
山間部へ入ったり海岸線に出たりを繰り返し、“岬の分教場” へ到着しました!
いつ来ても良く残ってるなぁ~って思います。
廊下も勿論木造なんで、歩くたびにコツコツ音がするし軋む感じがめっちゃ良い味出してる。
昔の小学校!って空気感が凄く懐かしい。
こういう木造校舎って良いですよね~!大好きです!
いつまでも大切に残していきたいですよね!^^
二十四の瞳映画村へ
岬の分教場を後にして、約800mほど走った所にある 二十四の瞳映画村
『二十四の瞳』の映画撮影で使われたロケ用セットがある所で、人気の小豆島観光スポットです!
昭和初期の街並みや、岬の分教場を再現したセットに囲まれ、
レトロな雰囲気を楽しむには丁度良い所なのです!
中でも『Caféシネマ倶楽部』で食べられる “給食セット” は絶対食べて帰りたい!
油で揚げて砂糖をたっぷりとまぶした『揚げパン』に、子供の頃人気メニューだった『スープカレー』。
濃厚な牛乳に、最後はデザートの『冷凍ミカン』!
この懐かし給食が、これまた懐かしいアルミ製の器に入って提供される!
美味しい給食だけでなく、雰囲気まで一緒に頂ける贅沢なセットです。
今回のツーリングで絶対食べて帰ろうと思ってここまで来ました!^^
フィナーレ
二十四の瞳発祥の地を満喫して、楽しかった原付ツーリングもいよいよフィナーレを迎えようとしています。
良い感じに日も傾いて来たし、海に反射する日の光がめっちゃ綺麗!
コントラスト最高やなぁ~。
夕方の優しい光の中を走れる最高の時間帯です!
“ゴールデンタイム” です!(個人的にそう呼んでいます(笑))
一日のツーリングを振り返りながら優しい光の中を走る。
楽しかったツーリングや旨かったメシ、そんな思い出を振り返りながら走れる最高の時間帯。
そのまま暗くなるまでに、宿泊先へ到着できれば最高です!^^
久しぶり来た小豆島。
機動性に優れた原付二種で走れて、ホント楽しいツーリングになりました!
最後に
125㏄のバイクって、ある意味最強かもしれませんね!
原付二種に分類されるので、任意保険も車や125㏄以上のバイクで契約していれば安く済ませる事が出来る。
機動性にも優れているし、何よりも燃費がめちゃくちゃ良い!
デメリットと言えば高速道路に乗れない位のものです。
原付二種で長距離ツーリングする人は少ないかもしれませんが、
あえて原付二種でツーリングしてみると新たな発見があるかもしれませんよ!
今回の小豆島ツーリングでは、細い路地でも急な坂や「大型バイクではちょっとキツイなぁ~」と感じる所でも、
原付二種の特徴である機動性の良さでどんどん入っていける。
まるで探検するという感覚でツーリングが出来ました!
めっちゃ楽しかったです!^^
“走る” っていう事に関しては、ハッキリ言って大型バイクの方が快適です。
しかし、たまには原付二種でツーリングするのも楽しいものですよ!^^
今回は以上です。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。