九州バイクツーリング!冬の一人旅2016(宮崎上陸編)
フェリーは定刻通りAM8時40分に宮崎港に到着!
初日の雨天と引き換え、九州上陸一日目は南国の空にふさわしいみごとな晴天でした。
宮崎は我が母の生まれ故郷、私にとっても懐かしい土地です。
何十年ぶりかに踏み入れる宮崎の大地。
ここから始まる九州ツーリングに心を躍らせます!
さて何処を走ろう!?
二日目以降の予定は立てているものの、初日は宿泊先へ行く事しか考えて無かったので予定がない。
一人旅だと自由なのでこういう事が良くあります。
今から宿泊先へ走るには時間が早すぎる。
宮崎港から近い観光地といえば、直ぐ思いついたのが、
- 青島
- 鬼の洗濯岩
距離的にも20キロ以内。
今日の予定は青島と鬼の洗濯岩で決まり!
それでは行ってみよう!
っと、その前に昨夜お世話になった宮崎カーフェリーの全体像と、
CBRのコラボ撮影をする事にしました。
すると後ろの方から声が聞こえてくる
「撮ってやる!撮ってやる!」
振り返るとトラックの兄ちゃんが走ってくるではありませんか!
何も言わずとも親切に声をかけてくれる。やっぱり九州の人は温かい!!
その兄ちゃんが温かい人やったんかな?(笑)
南国ムードたっぷりな快走道
宮崎港を後にし、国道220号線で青島をめざす!
背の高いヤシの木や、南国を連想させるソテツの木が道沿いに植えられている。
この日は快晴とあって、
真っ青な空、暖かな陽の光が辺りを包み込み、
南国ムードたっぷりでありました!
しばらく走ると青島へと続く分岐点にでます。
しかし先に、鬼の洗濯岩が良く見える地点へとバイクを走らせる事にしました。
だんだん山間部に差し掛かってきて、県道377号線に入る。
そしてその先にあるのが堀切峠です。
堀切峠
国道220号線を離れ、上り坂の峠道を走り抜けていく、
すると突如視界に入る景色が一変する。
堀切峠!
こんな美しい海、めったに見れない!
南国ムードただよう木々の向こうには、コバルトブルーの海が広がっている。
陽の光をうけ、眩しく輝いている海を横目で見ながら駆け抜ける快走路は、
楽園へ向かって走っている様にも錯覚する。
青島から先、この辺りの海岸沿いには
鬼の洗濯岩と言われる波状岩が広がっていて、
その海岸は巾着島までの約8キロにも及ぶそうです。
この鬼の洗濯岩を落ち着いて見れる所へバイクを停車させました。
鬼の洗濯岩
こんな絶景をのんびり眺める事ができるなんて、なんて贅沢な時間なんでしょう!
細かい事は分かりませんが長い年月をかけ、波に洗われて現在の様な形になったという事です。
自然が作り出すものってホント凄い!
細かい事は分からなくても、見て感動する事は出来る。
バイクに乗るとその土地の歴史や絶景に出会う事が多くなる。
そういう一つ一つの感動を大切にしていきたいですね。
しかし写真からは伝わりませんが、冬は海から吹き付けて来る風が冷たい!
ヘルメットかぶってシールド閉めて見ている位が丁度いい(笑)
デモン・デ・マルシェ
今回『鬼の洗濯岩』を見る為に立ち寄った
デモン・デ・マルシェ
ランチバイキングが楽しめるレストランがある事や、
お土産物・雑貨などのショッピングを楽しむ事も出来る施設です。
駐車場も広いし、気軽に立ち寄る事ができます!
青島神社
デモン・デ・マルシェで鬼の洗濯岩を満喫!
ここで折り返し、元来た道を引き返します。
そして先ほど通り越した青島へ立ち寄りました。
県道を走っていると青島への入り口が見えてきます。
その辺りには有料駐車場へと誘導するおっちゃんが立っていたので、
「バイク置けます?」と聞くと
「そこ置いといたら良いよ!」と言われて案内されたのが(下記写真)
路駐やん!ホンマにええんか?
まぁ~おっちゃんが良いって言ったからいいんでしょう!
駐車料金はとうぜん無料です。(笑)
ちょっと半分心配になりながらも、ここから青島まで歩いていきます。
この島は鬼の洗濯岩に囲まれた、周囲1.5㎞の小さな島。
歩いて渡る事ができます。
ここには熱帯植物に囲まれた所に鎮座する “ 青島神社 ” があります。
パワースポットとしても有名で、宮崎にある聖なる地の一つです。
『青島神社』に関しては、下記記事で詳しくご紹介しています ⇩
国道219号線
鬼の洗濯岩と青島神社を満喫した頃、時刻はもう13時を過ぎていました。
そろそろ宿泊先へ向かわなければならない時間です。
今回宿泊予約を取っている所は熊本県多良木!
今回の九州ツーリングではここを拠点として周ろうと思っています。
現在いる宮崎市から、熊本県多良木まで抜けるのに選んだルートは、
国道219号線を使って山間部を抜けるルート。
冬なので路面凍結の恐れもあり、峠を超えるのは少し心配でしたが、
時間も時間なので日が暮れるまでに熊本に着きたい。
それに日中は温かいし大丈夫だろう!
という事でこのルートに決定しました。
国道219号線、
山間部に入ると『杉安ダム』『一ッ瀬ダム』という2つのダムがあります。
ほぼダム湖やダム下流の川沿いを、緩やかなワインディングに合わせて走る快走路です。
道沿いに見えるグリーン色に輝くダム湖が美しい。
標高が高くなってくるにつれて景色が変わってきます。
高いところを走っている事から、遠くに見える山肌、眼下に見える綺麗な景色。
ライダーならこんな中を走っていたら、
テンションが上がらないはずがない!(笑)
しかし良い事ばかりでもなく、冬の山間部はやはり冷えます。
冬用のライダースジャケット・オーバーパンツを履いていても寒かったぁ~
日中で路面凍結は無かったものの、寒さで身体は酷直してきます。
貼るカイロと缶コーヒーで対応!冬のツーリングの必需品ですね^^
ブルートレインたらぎ
どうにか16時過ぎには予約を取っていた宿泊先に到着!
今回お世話になる宿泊所は、普通のホテルや旅館ではありません。
その名も “ブルートレインたらぎ”
かつて東京~熊本間を走り抜けていた寝台特急はやぶさの車両を使った簡易宿泊施設です。
2009年3月に廃止されて以降、
『スハネフ14-3』『オハネ15 6』『オハネ15-2003』
この3両が簡易宿泊施設として利用されるために、この多良木にやって来ました。
ブルートレインが好きな人にとっては、これはたまらないホテルですよね!
今回願いが叶って凄くテンションが上がっております^^
今夜は私の他に、2人連れと3人組のライダーが来ていました。
『ブルートレインたらぎ』に関しては、下記記事でも詳しくご紹介しています ⇩
車内へ入りましょう!
真ん中の車両から車内へ。
二つ折りの扉を手で押して開閉します。
車内は、国鉄時代の車両独特の懐かしい匂いが漂っている。
なんとも心地よい空間です。(鉄道ファンなら分かる(笑))
真ん中の車両は『共通スペース』として利用されています。
元々あった寝台は撤去されていて、そこに長テーブルと長椅子が設置されています。
椅子に使われているクッションは、元々寝台で使わていた生地のようです。
テレビを見たり、飲食はここでします。
※Wi-Fiの設備あり
受付もこの車両にあるので、ここで受付を済ませます。
スタッフの方もみんな丁寧な対応で、気持ちの良い宿泊施設でした!
今夜お世話になる個室寝台!
今夜泊まる車両は3号車の『B個室ソロ』
B個室としては広い方です。
最後のブルートレイン北斗星に使われていた『B個室ソロ』と同型のものです。
一階と2階室があるので、今日は一階を予約しました。
久しぶりのブルートレインに宿泊!
久しぶりの九州バイクツーリング!
ダブルで満喫できて、今夜は良く眠れそう(笑)
九州ツーリング二日目に続く。