職人ライダーヒロの 楽しいツーリング日記!

別れはとつぜん… 原付二種の GTR125aero とお別れする時がきた

WRITER
 
お別れとなったGTR125aeroの写真
スポンサードリンク
スポンサードリンク
この記事を書いている人 - WRITER -
きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
詳しいプロフィールはこちら

どうも!職人ライダーのヒロです。

 

タイトルにもあるとおり

長年つれそった原付二種

GTRaeroとお別れする時がきました。

 

気に入って長年乗りつづけてきたバイクであることと、

原付二種でも近場から通勤だけにとどまらず

遠方までもツーリングにでかけたり…

いろんな思いでのつまったバイクでした。

 

動かなくなった時には少しのあいだ放心状態に落ちいり。

しばらくして我に返ったときには言葉をついて

「まじかっ!」ってつぶやくしかない自分がいました。

 

自分が所有しているバイクの中では

一番大事で高価なのはCBRです。

ですが

一番なくなると困るのがこの原付二種スクーターなんですよね。

 

ふだん使いの足として

通勤の足として

ツーリングの相棒として

ほんと良く走ってくれました。

 

大切なバイクであることは変わりないんだけど、

年数的にも距離的にもバイクのクラス的にも

もうこのバイクにお金をかけるわけにはいかない。

 

決断

廃車にすることになりました。

 

2023年12月20日

総走行距離70,482㌔

購入から12年10カ月目のことでした。

スポンサードリンク

 

別れはとつぜん

廃車となったGTRaeroの後ろ姿の写真

本当に突然でした。

ちかごろセルの元気がないなぁ~くらいには思っていたので

バッテリーが弱ってるんやろう~くらいの

簡単な思考しかありませんでした。

 

しかし今朝出勤前にエンジンをかけようとした時

セルがまったく反応しなかったんですよね。

こんなこと初めてでした。

 

はじめての反応に正直めんくらったんだけど

しばらくすると再びセルがまわりだし

なんとかエンジンかかって会社までいくことができました。

 

でもその道中のことです。

「なんやったんやろう~?」

なんて安易に考えながら走行していた時のこと、

何気なしにメーターに注目。

なにか見なれないランプが点灯しているじゃありませんか!

エンジン警告灯です!

 

「えっ!なにこれ!」ってちょっと軽いパニック状態におちいりながらも

頭の中に浮かんできた思考は

「エンジン関係 = 修理費が高い!」

金にかんする事がボンボンうかんできた。

 

なんやねんこれ~ とか思いながらも

途中のコンビニに立ち寄りエンジンを切る。

 

次にエンジンかかるか心配しながらも買い物をすませ

再度エンジン始動をここをみた結果。

心配とはよそに難なくかかってくれたうえ、

エンジン警告灯も消えていました。

 

だけど何もしないで治るほど甘いものではなく

しばらく走るとまたエンジン警告灯が点灯。

会社へ着いて昼にエンジンかけにいった時には

まったくかからなくなってしまいました。

 

これはホントに困った。

電車で帰るにしてもバイクをこのまま放置しておくわけにはいかない。

いつか取りに来る必要があります。

 

軽トラとかレンタルするにしても、そんなことにお金かけたくないし。

JAFよんでレッカーしてもらうにしても 時間がかかる。

仕事おわって疲れているので

結構な思考停止状態。

いろいろ対応するエネルギーがまず残ってない。(はやく一人になりたいw)

会社から自宅まで8キロ以上あるけど、押して帰ることもうかんでいました。

 

そして会社で仕事をこなし、

むかえた定時後。

仕事をしながら心の準備もできて準備万端状態になれたので

気合いれて押して帰ることにしました!

(いま思えば我ながらアホな選択だったと思いますw)

 

いつもはエンジンかけて軽快に走って帰れるだけに

125ccでも押して歩いていると

かなりの重労働です。

12月で冬の真っただ中だというのに

ジャンパーの中はすでに汗だく状態。

上り坂とか押して上ることを考えると

ブルーな気分に襲われそうなので

できるだけ考えないようにしていました。

 

ホンマしんどいです。

これが大型バイクやったら

絶対あきらめてレッカー呼んでたと思います。

中途半端に125ccやから「押して帰ろ!」なんて安易に思ってしまうんでしょうね。

 

まぁそんな感じで色んなことを思考しながらも

がんばって歩いていた時。

不意に「エンジンかかれへんかな~?」なんて思いながら

一応セルまわしてみたんですよ。

 

するとどうでしょう!

奇跡的にエンジンかかったんです!

もう飛び上がるくらいのうれしさでした。

 

今までの苦労がうそのよう

めっちゃ体がかるい!

「もう絶対帰るまでエンジン切らへんぞ!」

と硬くこころに誓いながら無事家路につくことができました。

 

苦労して押していた分

いつもよりバイクに乗っていることが楽しく感じたものです。

しかしそれがGTRaeroとすごした最後の走行でした。

 

GTRaeroとのこれまでを振り返る

もうエンジンがかからないGTRaeroの写真

エンジンかからなくなるくらい重症だったのに

最後の力を振り絞ってエンジンかけて

最後の最後に私を家まではこんでくれたGTRaero。

ホント感謝しかないです。

 

不意に犬の最期を思いだしてしまいました。

犬って亡くなるすこし前、

急に元気になることってありませんか?

 

あれって亡くなる直前、

脳内でアドレナリンが放出されるから…やったかな?(間違ってたらすいません)

今までぐったり横たわっていた犬が

急に元気になったように立ち上がったりする。

場合によっては走ったりも。

 

それをみた飼い主は「元気になった~!」ってよろこぶんやけど

元気になったように見えたのは

その一瞬だけ。

その後は再び横たわり、そして息絶える…

 

そんな犬の最期に例えて少し不謹慎かもしれないけど

GTRaeroの最期をそれと重ねてみている自分がいました。

 

今おもえば ホンマに癖のあるバイクでした。

買う前からもともとフューエルポンプに問題あるって言われてて

自分も2回交換したことがあります。

販売店のスタッフさんから

「フューエルポンプ問題ありますけどどうします?」

って真顔で言われたっけ。

買う前からですよ!

 

だけど買う前からちゃんと言ってくれるって

良心的なお店やったんやと思います。

 

そんなこと言われて正直ちょっと迷ったけど

ライブDio全盛期にバイクにあこがれていた自分にとっては

ライブDioのような形のバイクがスキなわけです。

01.スマートDioZ4改の写真

上の写真はスマートDioだけど、

ライブDioと似たような形なので気にしないでください。

 

日本のスクーターも

時代と共に形が変わりつつあるなか。

昔ながらの

頭にライトがついていて 鼻ずらがとんがっている

ライブDioのような形のバイクに乗りたかった。

頭にライト鼻ずらがとんがっているGTRaeroに乗りたかった写真

なので正直少しは迷ったけど、

けっきょく購入することにしました。

 

メーカーは台湾YAMAHA。

馬力とか その他数値的な情報に関しては

非公開個所の多いなぞめいたバイクだったけど

結局はシグナスXのエンジン積んでるから

タイヤ径10インチのシグナスXって感じなバイクでした。

 

それに日本正規輸入車ではなかったので

日本ではほとんど走ってない。

 

まれに…っていうくらい

ほとんど見かけることが少ないバイクだったので

オンリーワン!って感じでめっちゃ気にいった!

それも購入を決めた理由でした。

 

最初は問題なく走っていたものの

購入して3~4年くらいだったかな?

エンジンの立ち上がり時はいつも不機嫌でした。

 

初めの10分間くらいの時間

アイドリングが安定するまで毎回エンスト。

 

アイドリング時もスロットルを放してしまうとエンストするので

安定するまでスロットルを微妙に開けとかないといけない。

なにこれってバイクでした。

 

いろいろあったけど

それがこのバイクの癖なんやろうな~なんて思ってたし

なんやかんや言いながら好きだったからずっと乗ってたんですよね。

 

通勤だけにとどまらず

ちょっと遠い所までも一緒にツーリングにでかけ、

たくさんの思いでができました。

GTR125aeroとの旅の思い出(富士山へ)の写真

富士山がある山梨県まで走り

現地で高校時代の友人と待ち合わせて

富士山登山も経験しました。

この日は前泊して静岡県側の富士宮で泊まったんだけど

翌日友人と待ち合わせしていた山梨県側の

富士北麓駐車場までいくため

早朝3時半に宿を出発。

途中通らざるおえない青木樹海沿いの道を

まっくらな中 ビビりながら走ったのが

今となってはいい思いでです。

 

ホンマ終日天気悪くて、肝心の富士山が全然拝めなかった。

登っている最中も霧がたちこめていて

まわりもあまり見えない状態でした。

だけど

富士山頂上までついたら奇跡的に雲が晴れて

景色がめっちゃキレイやった!

下の方で雷がなっているという不思議な体験もできたし

すごく楽しい思いででした。

 

次に

メタセコイア並木から

石川県までツーリングしてきたときの話です⇩

GTR125aeroとの旅の思い出(メタセコイア並木から石川県へ)の写真

豪雨のなか琵琶湖沿いを走りメタセコイア並木まで。

初日から大雨だったので

テンションダダ下がりになって

「もうかえろうかな~」なんて思いながら走った石川県能登半島ツーリング。

石川県の観光スポットを色々まわれたし

小松にある日本自動車博物館にも立ち寄りました。

 

砂浜の上をバイクで走るという貴重な経験をさせてれた

千里浜なぎさドライブウェイ

 

最終目的地に設定していた白米千枚田

棚田の規模が他とはくらべものにならない広大さ。

 

棚田は海に面した斜面に造られているので

あまりにも美しくて神秘的で

しばらく見とれてしまったことを覚えています。

 

ホンマ超絶絶景スポットでした。

こんな遠い所までGTRaeroで来れたことがスゴクいい思いでです。

このたび令和6年能登半島地震で被災された皆様方に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、一日もはやい復旧・復興をこころよりお祈り申し上げます。

 

小豆島が好きでホントに良く行った⇩

GTR125aeroとの旅の思い出(小豆島を駆け巡る)の写真

学生時代にやっていた部活の合宿地が小豆島だったため

小豆島というところは

個人的にスゴク思い入れが強い島なのです。

 

学校を卒業してからしばらく行くことはなかったんだけど

久しぶりに行ってみたらスゴク懐かしくて静かで

めっちゃ好きになりました。

 

近年でいうと

アニメ『からかい上手の高木さん』の舞台が小豆島なので

アニメの聖地として人気になったのは記憶に新しいこと。

学生時代は部活の合宿がつらくて

あまり良い思いではなかったんだけど

久しぶりに行ってみたらスゴク懐かしくて

いつのまにか辛かったことが

今となっては良い思いでに変わってました。

 

小回りがきくし

機動性の高い原付二種のGTRaeroで

小豆島を探検感覚でまわれて

スゴク楽しい経験ができました。

 

最後に岡山県の日生までカキオコを食べに行った時のことです。⇩

カキオコ(みっちゃん)の写真

個人的になんですが

GTRaeroとのツーリングで一番印象深かったのが

このカキオコを食べに行ったことなのです。

カキオコとは お好み焼きの具材として

牡蠣をまるまる数個つかったもので

冬のシーズングルメとして有名です。

 

自分はもともと牡蠣が苦手で食べれなかったんですけど

日生の牡蠣を見ていると何かめっちゃ旨そうにみえてきました。

それはめっちゃ食べたくなるほどに!

 

ちょうど牡蠣がウマイ冬のシーズンなだけに

素材は新鮮そのもの!

日生で食べた牡蠣は絶品そのものでした。

 

だいたい早朝3時過ぎに大阪の自宅を出発して

日生に着くのが10時前くらいだったかな?

GTRaeroをカキオコ仕様として毎年いってました。

 

カキオコは有名なシーズングルメなので

この季節全国各所からバイク乗りに限らず

多くの人が日生までカキオコを食べにきます。

もちろんバイク乗りも多いです。

 

カキオコが食べられるお店は

駐車場や駐輪所ともに完備!ってわけでもなく

バイクの駐輪も結構ゴミゴミしてました。

 

そんなところへ大事なCBRで行って もしものことがあったら…

バイクが倒れてきたりキズがついたりしたらめっちゃイヤだったので

自分は小回りのきくGTRaeroでいってたわけです。

カキオコ仕様としてw

 

そんな中

新型コロナウィルスが蔓延しだして

カキオコツーリングも自粛せざるおえなくなりました。

ようやくコロナも落ち着いてきてこれからって時に…

ほんと残念です。

 

最後に

今回こちらのページに掲載したところ以外にも

沢山の所へ行きました。

逆車は日本正規車より耐久が悪いってバイク屋さんもよく言ってたけど

ホントに良く走ってくれたと思います。

 

個人的にスゴク気に入ってただけに

お別れするのはホンマさみしい。

 

最後の日

エンジンかからなくなってホントは限界だったんだと思います。

それでも

最後のちからをふりしぼって動いてくれてありがとう。

最後の最後に家までのせてくれてありがとう。

お疲れさま。

ナンバープレートを外してもうGTRaeroは動かせないという写真

 

この記事を書いている人 - WRITER -
きさげ職人でもあり、バイク乗りでもある職人ライダー。 きさげ加工という、工作機械製造において超重要な加工を施す職人である一方。 相棒のCBR1000RRやGTR125aeroと共に旅に出かけ、日本各地に点在する絶景スポットやグルメ情報などをブログを通じて発信するライター。 大好きな和歌山には良く出没する。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 職人さんのツーリング日記 , 2024 All Rights Reserved.